ヘンリー王子とメーガン妃が王室の主要メンバーから退いたことを受け、ウィリアム王子とキャサリン妃が公の場に姿を見せる機会はますます増えているよう。年明けのイングランド北部ブラッドフォードへの訪問から、つい先ごろの英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式への出席、そして今回のウェールズ訪問まで、夫妻は多忙を極め続けている。

そんな2人は2月4日(現地時間)、ウェールズ南部のマンブルズに到着。集まった多くの人たちと交流した。

キャサリン妃 ウィリアム王子 ロイヤルファミリー 
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マンブルズに到着したキャサリン妃とウィリアム王子

キャサリン妃はお手頃価格の「ザラ」の赤いワンピースの上にネイビーのコート、黒のグローブとフラットブーツというファッションで登場。「アスプレイ」のフープピアスを付け、手には赤のクラッチバッグ。そして襟元には、イギリスのブランド「ビューラ(Beulah)」のものとされる赤地に白のハート柄のスカーフを使い、近付くバレンタインデーを意識しているかのような装いを見せた。

キャサリン妃 ウィリアム王子 ロイヤルファミリー
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ただしキャサリン妃はこの日、そんなシックな装いにもかかわらず、出迎えたロイヤルファンのひとり、3歳のアナベルちゃんに服装のことで謝ったのだそう。アナベルちゃんの母で医師のリアン・コステロさんは『ピープル』誌に対し、次のように語っている。

「本物のプリンセスに会えるといって、アナベルは本当にウキウキしていたんです、とキャサリン妃に伝えました」「するとキャサリン妃は、『ごめんなさいね、今日はきれいなドレスを着ていなくて』とおっしゃいました」「アナベルは妃に、『シンデレラのようなドレスを着ていると思ったのに』と言ったんです」

コステロさんによれば、キャサリン妃はとても自然に優しく子供たちに接していたそう。「とても素敵でした。できるだけ多くの人や子どもたちと話そうとしてくださいました」「アナベルが寒そうにしているといって、どれだけ待っていたのかと聞いてくださいました」「ウェールズに来てくださったことに感謝しています。お2人がいらっしゃることで、ウェールズに注目が集まることにも」

キャサリン妃 ウィリアム王子 ロイヤルファミリー
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市民からバラの花を受け取るキャサリン妃

どこへ行っても大勢の市民に歓迎され、大人気のウィリアム王子夫妻。公務の負担が増えるのは大変なことだけれど、喜んでくれる人たちから元気をもらえるという面もあるのかもしれない。キャサリン妃の笑顔はそれを証明しているといえそう。

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