Hair, Fashion model, Clothing, Fashion, Shoulder, Beauty, Dress, Hairstyle, Skin, Haute couture, pinterest

Getty Images

ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルとして活躍する人気モデルのサラ・サンパイオがこのほど、自分で眉毛や髪の毛を抜いてしまう抜毛症(トリコチロマニア)を患っていることを自身のインスタグラムで告白した。

2018年7月20日(現地時間)、「行き詰まっている」と感じたサラは、インスタグラムで質問を募ったところ、ひとりのファンから眉のお手入れや書き方について聞かれたという。それに対し、サラは「できる限り触らないようにはしているけど、抜毛症だからどうしても自分で抜いてしまうの! だから本当は隙間だらけ。それを埋めるためにアイブロウペンシルを使っているわ」と、衝撃の告白。

instagramView full post on Instagram

すると、同じように抜毛症で苦しんでいる多くのファンからたくさんのメッセージが殺到。そんなファンに対し、サラは新たなメッセージをインスタグラムのストーリーズにアップし、自分の体験談もシェア。「抜毛症は、抜毛癖とも呼ばれている。長期にわたり、自分の眉毛や髪の毛を抜きたいという衝動に駈られる衝動制御障害なの」

Face, Skin, Eyebrow, Eyelash, Eye, Beauty, Cheek, Nose, Organ, Forehead, pinterest

サラいわく、その症状は15歳くらいから始まり、最初はまつげを抜いていたが、今では眉毛や髪の毛も抜くように。また、“大きなストレスを感じている時”や“テレビを見たり、本を読んだりして、特に何もしていない時”に症状が悪化すると明かした。

米メイヨー・クリニックによると、抜毛症は髪の毛や眉毛、その他の体毛を抜きたくなる精神障害で、自分である程度コントロールできる人もいれば、なかには毛を抜きすぎてところどころ地肌が見えている人も。はっきりとした原因は分かっていないが、遺伝や精神的ストレス、不安な気持ちが影響している可能性はある。一説によると人口の4%が抜毛症に悩まされていて、その割合は男性よりも女性の方が多いとのこと。

サラの症状は比較的軽いため、医者からはN-アセチルシステイン(NAC)という薬を処方されている。メイヨー・クリニックによれば、NACは気分を左右する神経伝達物質に影響を与えるアミノ酸のひとつ。彼女はそれを服用することで、気分も少しは楽になったが、毛を抜かなくなったわけではないため、薬物やアルコール依存症の治療に使われるナルトレキソンを処方してもらえるよう、医者に相談する予定なのだとか。

ただ、もし同じ病気で苦しんでいる人がいれば、「まずは医者に相談して」とサラはアドバイス。そして最後に「やめたくても、やめられないのが抜毛症! でも私たちに対する理解や優しさはとても効果的だと思う。みんなに愛を」と締めくくった。



Courtesy of Sara Sampaio via instagram Photos: Getty Images
Translation: Reiko Kuwabara From Harper’s BAZAAR