だしたこ焼きとおでんをつまみにチョイと一杯!「くれ屋」【大阪】

初めて大阪でたこ焼きを食べたときは本当にびっくりしました。それまで食べたたこ焼きをどう思い返してみても一番美味しかったんです。たこ焼きって出汁が違うんだなって思いました。だから、堀江「蛸焼とおでん くれ屋」がたこ焼きとおでんのお店だと聞いて納得です。どちらも出汁が命ですからね。

エリア堀江 (大阪)

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大阪のソウルフードといえば「こなもん」。その中でも、子どもから年配の方まで幅広く親しまれているのが、たこ焼きです。

 

今回ご紹介するのは、そんなみんな大好きたこ焼きと、おでんを組み合わせた居酒屋さん「くれ屋」。たこ焼きにもおでんにも浅利だしを使用し、風味豊かに仕上げているのです!

 

赤ちょうちんがいい感じにお出迎え

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「くれ屋」は、ちょうど角にあるお店。少し暗めの通りなのですが、赤ちょうちんが何個も灯りお店のある一角はとても賑やかです。

 

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レトロな雰囲気がたまりませんな。

 

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「こんばんは〜」 

 

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店内は、つい長居したくなる暗めの照明。

 

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カウンターもあるので、一人でも入りやすいです!

 

上を見上げると……ん?

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これはもしかして……。

 

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階段をトントントンと上っていくと、

 

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あったー! ロフト席です!

こういう、ちょっとした遊び心のある席って楽しいですよね。ゆっくりしたいな〜って日は、ロフト席めがけて行きたい感じです。


そもそもどうして、たこ焼きとおでんを?

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▲「くれ屋」の店長、屋さん

 

──たこ焼きとおでんって珍しいですよね?

屋店長:元々たこ焼き屋さんで働いていて、たこ焼きでお店を出したいなとずっと思っていたんです。たこ焼きと一緒にお酒が飲めるお店って考えたときに、おでんはどうかなと。それからおでんの勉強をはじめて、こういう形でオープンしました。もう4年目になりますね。


──浅利のおだしを使っているそうですね。

屋店長:そうです、ちょっと変わっただしを使いたいなというのがあって。浅利はうま味がたっぷりあるし、体にもいいし、あとだしが早く取れるっていうのもいいですね!


──おでんの練り物5種類は自家製とのことで。
屋店長:はい、よく練ってふっくらと仕上げています。毎日作っているので、いつでも作りたてを味わっていただけますよ。


──たこ焼きは「ソース」「塩」「だし」の3種類なんですね。たこ焼き専門店だと、チーズを入れるなどアレンジたこ焼きを作られているお店も多いですが、3種類だけというのはあえて?
屋店長:最初は「塩」と「ソース」の2種類だけやったんです。今3種類に絞ってるのは、やっぱり全部にしっかり手をかけたいからですね。3種類を美味しく食べてもらいたいので、あえてアレンジメニューを加えていない、という部分はあります。

 

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浅利だしで差別化を図りながら、たこ焼きはシンプルな3種類のみで勝負! 「くれ屋」の心意気が伝わってくるメニューです。


そんなこだわりのたこ焼き&おでんをいただきます

でた〜!! これぞ、たこ焼き!!

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蛸(8個入り)(432円)

 

ソース&マヨネーズたっぷり、青のりパッパの鰹節ゆらゆら。うーん、食べる前からわかる、うまい!

 

「いただきま〜す」

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うっまーーー!!

 

そりゃそーですよ、言わずもがなでおいしいです。

中も外もふわっふわに仕上げられていて、もう安心の食感と味。一瞬で和む、みんな大好きなあの味です。しかし、大阪のたこ焼きはどれもこれもおいしいな〜。

 

「くれ屋」ではだしとともにソースにもこだわっていて、大阪のメーカーが作っている「ツヅミソース」を使用。甘さの中にスパイシーさが立っていて、いい感じで主張してきます。ビールなどお酒と一緒に楽しみたいたこ焼きでした。

 

お次はこちら!

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▲出汁蛸(8個入り)(432円)

 

素焼きのたこ焼きをおでんの浅利だしに浮かべ、スープとともにあっさりいただけるたこ焼き。あっつあつです!

 

はふはふ。

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うわっ! これ……おいしい!!


とろんとろんに焼き上げたたこ焼きをだしに浸すことで、トゥルントゥルン食感に! 浅利だしの優しい風味の中にほどよく香ばしさもあって、飽きずにずっと食べられます。添えられた紅しょうがも味のアクセントに。

これ、ぜひ食べてみてほしい一品です!!

 

さてさて、おでんのターンに行きますよ。

まずは定番の、この子!

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▲大根(162円)

 

からしをつけてっと。

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しゅ、しゅんでるぅー!!

浅利だし、しっかり中までしゅんでます。かむごとにじゅわっじゅわっとうま味いっぱいのだしがあふれ、口の中がうれしい洪水状態。上に添えられたおぼろ昆布もたまりません。

 

自家製練り物でおすすめはこちら!

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▲海老れんこん(378円)

 

桜海老を使っているので、ピンク色なのです。
かんだ瞬間に桜海老の香りがふわっと広がり、かみ進めるとレンコンのしゃりっしゃりっという食感も楽しめ、こちらもとてもおいしい!!

 

まだまだ行きますよ。

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▲じゃがバター(162円)

 

これ、めちゃめちゃうまーーーい!!!
じゃがいもおでんにバターと胡椒が添えられていて、大根や練り物とはまったく違ったこっくりとした味わいに変化しています。

同じおでんでも、大根も海老れんこんもじゃがバターも全然違う味で楽しい……。

 

最後はこれ!

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▲牛すじ 〜黒七味〜(486円)

 

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パンチがあり、がっつりとした味わい! 黒七味がアクセントになっていて、おつまみ的に楽しめる一皿です。んまい!!

 

たこ焼きもおでんもどれもこれも丁寧に仕上げられ、大満足! 浅利だしの風味が食材のうま味を最大限に引き出し、とにかくうまいの一言でした。

 

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帰り際、ふと見ると……ん? 真冬(取材時は2月上旬)なのに、がっつりと開けられている箇所が。 

 

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お持ち帰りコーナーなのでした!

 

ちょっと飲んだ帰りに、たこ焼き&おでんをお持ち帰りして家で再度晩酌、というコースもいいですね〜。

 

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うまいたこ焼きとおでんをじっくり堪能できる「くれ屋」。知っているとちょっと自慢できる、そんな素敵なお店でした! 

 

お店情報

たこ焼とおでん 石橋 ※旧店名:蛸焼とおでん くれ屋

住所:大阪大阪市西区北堀江1-1-3 四ツ橋日生ビル別館1F
電話番号:06-6536-5338
営業時間:18:00〜翌5:00(フードLO 翌4:00、ドリンクLO 翌4:30)
定休日:無休
ウェブサイト:蛸焼とおでん 石橋

 

※金額はすべて税込みです。
※この記事は2017年2月の情報です。

 

書いた人:ケメコ

ケメコ

福井県出身、大阪府在住。某エンタメ系企業にて雑誌編集に携わり、その後コピーライターを経てフリーランスに。大衆居酒屋から小洒落たカフェまで、うまいと聞けばどこへでも突入。ゆえに体重増量中。

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