猪瀬直樹氏、立候補予定の女性にたびたび触り「公然セクハラ」と批判続出 ⇒「確かに軽率な面がありました」と反省の弁【参院選2022】

「日本維新の会」の街頭演説会で、隣に立つ海老沢由紀氏の肩や胸などに触っているように見えるシーンが動画に映っていました。
6月12日、JR吉祥寺駅前で開かれた街頭演説会で海老沢由紀氏の体に触る猪瀬直樹氏(大阪維新の会の公式YouTubeより)
6月12日、JR吉祥寺駅前で開かれた街頭演説会で海老沢由紀氏の体に触る猪瀬直樹氏(大阪維新の会の公式YouTubeより)
YouTube/大阪維新の会

元東京都知事で作家の猪瀬直樹氏が、参院選に立候補予定の女性を紹介した際に、この女性の体を複数回触るシーンが動画でSNSで拡散した。「公然セクハラ」と問題視する声が相次ぐ中で、猪瀬氏は公式Twitterで「確かに軽率な面がありました」と反省の弁を述べた。

■問題視された猪瀬氏の行為とは?

SNS上で問題視された猪瀬氏の行為は、6月12日に都内のJR吉祥寺駅前で行われた「日本維新の会」の街頭演説会で起きた。この演説会には音喜多駿・政調会長や吉村洋文副代表も参加していた。

猪瀬氏は7月10日に投開票される参院選で全国比例区で立候補予定だ。自身の演説の終盤、東京選挙区から立候補予定の海老沢由紀氏にマイクを渡す前に、隣に立つ海老沢氏のことを紹介した。その際、海老沢氏の体を複数回、触るシーンが「大阪維新の会」の公式YouTubeに映っていた。

動画の19分50秒ごろ、猪瀬氏が海老沢氏の名前を言い間違えた際に、肩を数回叩いたほか、胸に触るような行為が見られる。

このシーンの動画がSNS上で拡散。「公然セクハラ」として非難する声が続出した。文筆家の佐久間裕美子さんはTwitterで「まず他者の肉体は、その人の物で、許可なく勝手に触ったらダメです。『セクハラ』という言葉は生ぬるすぎます」と強く批判している。

■「確かに軽率な面がありました」と反省の弁

批判が高まる中で、猪瀬氏は17日、公式Twitterを更新。以下のように反省の弁をツイートした

「仲間を紹介する際、特に相手が異性の時は肩に手をやるなど身体を触ることには慎重になるべきだとご指摘をいただきました。確かに軽率な面がありました。十分に認識を改め、注意をして行動していきたいと思います。改革のために、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます」

また、日本維新の会代表の松井一郎・大阪市長は同日の記者会見で猪瀬氏の釈明ツイートを見たことを明らかにした。「セクハラ」と受け取る人が出ている件について記者団から質問を受け、以下のように述べた。

「そういう風に(セクハラと)受け取られるような可能性があるんなら、やめるべきだし、猪瀬さんは年齢(の違い)もあるし応援したいんだろうけど、見ている側の人が気分を害するようなことは慎むべきだと思います」

【UPDATE】問題の行為が映った動画は非公開に。海老沢氏は猪瀬氏を擁護するツイート

大阪維新の会の公式YouTubeは17日、猪瀬氏が映っている問題の動画を非公開にした。また、海老沢氏も同日、自身のTwitterで声明を出した。

問題の行為について「胸にあたってもいない」「猪瀬さんとわたしの関係では全く問題が無かった」とした上で、猪瀬さん本人からは「丁寧なご連絡」があったとして「誠実な対応だと思います」と擁護した。(06/17 15:22)

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