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新型コロナウイルスの変異株検出について記者会見で説明する久元喜造市長=1日午後、神戸市役所(撮影・初鹿野俊)
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新型コロナウイルスの変異株検出について記者会見で説明する久元喜造市長=1日午後、神戸市役所(撮影・初鹿野俊)

 神戸市は1日、市内の新型コロナウイルスの新規感染者らに対し、変異株の感染状況を独自に調べたところ、1月末から2月18日までに36人が変異株に感染していたと発表した。直近のデータ(2月12~18日)では、検体採取で確認された新規感染者のうち、約15%が英国型の変異株感染者だった。変異株感染の割合は徐々に増えているといい、市が警戒を呼び掛けている。

 国は2月上旬、全国の地方衛生研究所に対し、新規感染者の5~10%に変異株の検査を実施するよう要請。一方、市は変異株感染者を早期に把握するため、現在は新規感染者の約6割に検査を行っている。

 市環境保健研究所は今年1月1日から、市内の新規感染者に変異株の検査を実施。検体を採取した同月29日~2月4日の感染者のうち、4・6%に当たる8人に初めて英国型の変異株が確認された。

 同月5~11日の変異株感染者は11人(10・5%)、12~18日は12人(15・2%)に増えた。同研究所によると、直近では変異株の割合がさらに高まっているという。また、変異株が確認された36人のうち、5人は英国型ではなく、国立感染症研究所から報告のあった新たな変異株だった。

 厚生労働省は変異株感染者の居住地を都道府県しか公表していない。同省が同28日までに発表した兵庫県内の変異株感染者は計30人だった。神戸市は、神戸市分が県内分を上回っているのは、国の発表が遅れているためと説明する。

 変異株感染が広がりつつある現状に久元喜造市長は「緊急事態宣言が解除されても、決して気を緩めることがないように。変異株であっても予防法は従来と同じ。感染対策を徹底して」と呼び掛けた。(三島大一郎)【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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