痛みを和らげる術が、物理的なものとは限りません。自分の気を逸らすことでも痛みを軽減できるのです。子供が注射をする時、アニメを見ていればそれほど痛がらないことがあります。また、ゲームをしていると、ただビデオを見ているより、さらに効果的なのです。

Pain Research and Managementで発表された研究において、被験者は、『ドラゴンボールZ』を見るか、Wiiの「Bubble Pop」をプレイしながら、氷水の中で手を握るように指示されました。その結果、被験者はアニメを見ていた時より、ゲームをしていた時の方が痛みが少ないと感じ、楽しいと感じる値も大きかったことが判明しました。

最近、出産時に、この方法を試すことができました。伝統的な非医療陣痛対策は呼吸法やマッサージがありますが、どちらも私には効果がありませんでした。陣痛が始まり子宮収縮を感じた時は、自分のスマホに飛びついて、「Dots」や「Juice Cube」といったゲームをしてみました。

驚くことに、効果てき面でした。単純なゲームなので、陣痛があってもプレイでき、痛みに集中していた意識を逸らすことができました。陣痛が起きると、何をしても効果がないことがあります。しかし、本当に辛い1、2時間の間、ゲームが大きな助けとなりました。

電子ゲームの痛みの軽減効果|Pain Research & Management

Beth Skwarecki(原文/訳:コニャック)

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