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小泉進次郎の“セクシー環境政策”にうんざり 「ごみでスニーカー製造したら」発言に批判殺到

豊かな海づくりを掲げる瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)改正案が国会に提出されたことを受け、小泉進次郎環境相が中国新聞のインタビューに答えた。その中で、廃棄物の再生について問われた小泉氏は「瀬戸内海のごみで国産スニーカーを製造したらどうか」と回答したことが波紋を呼んでいる。

小泉進次郎「瀬戸内海のごみでスニーカー製造」を提案

瀬戸内海環境保全特別措置法の改正案が国会に提出された背景には、瀬戸内海の水質保全により、漁業に悪影響が生じるほど窒素やリンといった海藻類の栄養源が不足している現状がある。これを踏まえ、改正案では関係府県の知事が対策を講じる仕組みが盛り込まれた。

小泉氏はインタビューの中で、自身が神奈川県横須賀市出身であることから海には強い思い入れがあるとし、気候変動対策を講じないと海面温度が上昇し、大きな影響を受けることを危惧。

また、海洋プラスチックごみが海の生き物や鳥など多くの命を脅かしているとした上で、廃棄物を価値の高い製品に再生するアップサイクルを進めたいとした。

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その中で小泉氏は「国内外のスポーツ用品メーカーは既に海洋プラごみから服や靴を作っている。瀬戸内海のごみで国産スニーカーを製造したらどうか」と発言。廃棄物を新たな資源として回すサーキュラーエコノミー(循環経済)を推進したいと語った。

これに対し、ネット上はで「またおかしなこと言い出した」「余計にエネルギーと金がかかる」「国民から嫌われる案しか出してこない」など批判が殺到している。

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小泉氏が自身の存在感を示すために躍起?

すっかり影が薄くなってきていた小泉進次郎環境相がメディアを賑わすようになってきた。

政府が来年4月の施行を目指す「プラスチック新法」によって、コンビニエンスストアのプラスチックスプーンなどの有料化が検討されていることがわかった9日、小泉氏は「これからは無料でスプーンが出てこなくなる。レジ袋有料化の発展版だ」と語り、注目を集めた。

弁当を購入した際に無料でスプーンやフォークを配っているコンビニや、アメニティを提供しているホテルなどを対象に、削減の義務を課し、命令に違反した場合は、50万円以下の罰金が科されることになる。

これは昨年7月から有料化されたレジ袋に続く第2弾という位置づけで、識者や専門家から批判的な声が上がるだけではなく、身内である自民党議員からも反対の意見が噴出していた。

自らの存在感を示すかのように次々とメディアを賑わす小泉氏。しかし、その反応は本人が思い描いているものとは少し異なるようだ。

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image by: 自由民主党 - Home | Facebook

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