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業界動向 2019.01.30

360度カメラのInsta360とMatterportが提携、撮影した建物を3D化し活用

360度カメラブランドのInsta360と3Dスキャン技術を有するMatterportの提携が発表されました。360度カメラ「Insta360 ONE X」で撮影した360度写真を使用し、Matterport社のソフトウェアで編集・モデリングが可能となります。深度や面積の測定も可能であり、両社はこの提携を機に「バーチャルツアー制作を推進していく」としています。

バーチャルツアー制作は、Matterportのスマホアプリ経由でONE Xカメラに接続することで行えます。アプリの指示に従って建物を撮影し、撮影後に写真をクラウドにアップロードすることで、自動的に建物の空間が3Dモデル化されます。制作した3Dモデルは、シェアや不動産物件としても活用できるとのこと。Matterportとのインテグレーションは現在ベータ版で、正式のリリース日は3月の予定でとしています。

複数企業と提携を進めるInsta360

Insta360によれば、「今回の提携を含め、Insta360は法人・ビジネス向けの360度カメラ関連事業に力を入れています。法人向けの専用ページも開設し、Matterpor のみならず、Insta360は他の有名VRサービス提供会社iStaging、immoviewer、Cupix、VPiX、Kuula、doit VR、そして日本のナーブなどとも提携を進めています」とコメントしています。

360度カメラ「Insta360 ONE X」とは

Insta360 ONE X」は最大5.7K解像度の360度カメラです。120FPSのスローモーション撮影に加えて、4Kでも50fpsという高いフレームレートの撮影が可能。価格は税込52,300円、日本での販売はハコスコ社が行っています(ストアはこちら)。


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