マエケン7失点3敗目「滑りすぎて気にしすぎた」自己ワーストの5四球

力投するツインズ前田(ロイター)

<ホワイトソックス7-6ツインズ>◇29日(日本時間30日)◇ギャランティードレートフィールド

ツインズ前田健太投手(33)が、4回2/3を8安打7失点、自己ワーストの5四球4奪三振と乱調で、3敗目(3勝)を喫した。

立ち上がりから狭いストライクゾーンと制球に苦しみ、2点を先行した直後、1回1死から3者連続四球と内野ゴロで1失点。3回に3安打1四球で逆転されると、5回には不運な当たりの安打も続き、3点を追加されたところで交代を告げられた。その後、前田が残した走者が生還したため、前田は7失点となった。

この日のシカゴ地方は、曇天で気温28度、湿度約65%。3回途中には、悪天候で試合が中断した。「制球が良くなかったのが反省点。汗が気になって、滑りすぎて気にし過ぎてしまった」。ボールが先行し、不利なカウントが続き、本来のテンポをつかめないまま、マウンドを譲った。

当初の先発予定が26日から28日に、さらに29日へと、降雨のため、2度変更となるなど、不規則な間隔だった。「2回スライドするのはめったにないので難しい調整でしたが、そこは言い訳になってしまう。完璧に打たれた安打はほとんどないですし、今日はうまくいかなかった日かなと思います」と、気持ちを切り替えていた。