広島、DeNAに先勝!5回降雨コールドで2勝目

広島対DeNA 5回終了降雨コールドとなり、観衆にあいさつする緒方監督(中央)ら広島ナイン(撮影・田崎高広)

 プロ野球はクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)が、セ、パ両リーグともに開幕した。

 セはリーグ2連覇した広島が2年連続でレギュラーシーズン3位から勝ち上がったDeNAとマツダスタジアムで第1戦で対戦し3-0で先勝。リーグ優勝チームには1勝のアドバンテージが与えられおり、広島は2勝となった。

 広島薮田、DeNA石田の両先発の投手戦で4回まで両チーム無得点。先手を取ったのは広島だった。5回2死満塁から1番田中が中前に2点適時打を放ち先制、続く2番菊池も遊撃への適時内野安打で3点を奪った。

 試合開始から雨の中での試合だった。試合が成立した5回終了時点でグラウンド整備に入ったが、雨脚が強まり中断となった。30分以上待ったが、雨脚はやまず、審判が5回降雨コールドゲームを宣言。ベンチ内の広島ナインはハイタッチで喜んだ。緒方監督もいったんグラウンドに出て帽子を取ってファンの歓声に応えた。勝ち投手は広島薮田で1勝、負け投手はDeNA石田で1敗。

 アドバンテージを含めて先に4勝したチームが28日開幕の日本シリーズに進出する。