筒香「多くの指導者はアップデートされていない」

出身地の橋本市スポーツ推進アドバイザーに就任し、メッセージを発信するDeNA筒香(撮影・鈴木正章)

筒香節またも全開! 出身地となる和歌山・橋本市のスポーツ推進アドバイザー第1号に就任したDeNA筒香嘉智外野手(27)が20日、同市の橋本中央中で行われた就任式に出席。続けて行われた同市スポーツ指導者研修会で、メッセージを発信した。

筒香 多くの指導者は自分が経験したことばかりを言っていると思う。頭の中がアップデートされていない。時代は明らかに違う。昔の良さもあるが、子どもたちのためになっていないこともある。常にアップデートしていかないと、子どもたちの将来は守れない。

一方的な押しつけでは、子どもたちの「自分で考える力」が育たないという。指導者と子どもの関わりについても「電波の悪いwi-fiと電子機器のように見える」と警鐘を鳴らした。

筒香は今月14日に、かつて所属した堺ビッグボーイズの体験会に出席。現状の多くの少年野球指導について「指導者の方が、指導というよりは暴言、罵声」と苦言。「小さいころから、細かいことを詰め込みすぎると、大きいスーパースターは生まれにくいと思います」などと語り、勝利至上主義に疑問を呈していた。