阪神矢野監督「僕たちは優勝するって決めています」

投手、野手の分離練習で笑顔をみせる矢野監督(球団提供)

阪神矢野燿大監督ら首脳陣が19日、新たに始まった「分離練習」に合流した。タテジマのユニホームに袖を通して約2カ月ぶりに選手の動きをチェックした指揮官は広報を通じ「みんな楽しそうに、元気だったんで僕自身もそれを見てすごくうれしかった。みんなでこうやって野球やりたいなという気持ちがさらに強くなった」とコメントした。

阪神はチーム内に新型コロナウイルス感染者が出た3月下旬から活動を休止。自主練習を開始した4月15日以降も監督、コーチの視察を自粛していた。選手に調整を任せた矢野監督だが「みんなも出来るような範囲でしっかりやってきてくれたというのは見える。(キャンプ)第2クールぐらいの感じには見えました」と納得だ。

現状は投手、野手が分かれた分離練習が続くが、開幕日が正式に決定すれば、全体練習や紅白戦など実戦的な練習も視野に入る。指揮官は「僕たちは優勝するって決めています。こういう事態になったからこそ、そういう姿を見せるチームでありたいなと思っています」とキッパリ。再び戻ってきた甲子園で就任2年目のシーズンを見据えた。【桝井聡】