オリックスは3日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉を行った。沢田圭佑投手(26)がサインを保留し、球団の保留一号となった。

沢田は保留について「金額もありますし、チームに必要な戦力と言っていただいたけど、それに自分が予想していた金額との開きが大きかったので今回は保留しました」と説明した。

20年は年俸2700万円。今回、球団からは減額制限に近い金額の提示があったといい、次回の交渉は未定という。

沢田は今季は9月に右肘を痛め、計24試合で防御率3・43、0勝2敗だった。

オリックスは、2年連続最下位の成績不振に加え、新型コロナウイルス感染拡大による試合数と観客減で入場料、物販、飲食が減収。球団は主力選手に対しても減額制限(1億円超は40%、同以下は25%)を超える減俸を検討する「厳冬更改」が明らかになっていた。