新人王獲得!! 広島森下暢仁投手(23)がセ・リーグの最優秀新人賞に選出された。球団では14年大瀬良以来、10人目の快挙だ。1年目の今季は開幕から先発ローテーションの軸として回り、18試合に先発。チームトップの10勝(3敗)を挙げ、防御率はリーグ2位の1・91と新人離れした成績を残し、プロ入り前から目標に掲げていた悲願のタイトルを手に入れた。

 

【広島森下1年目の歩み】

◇6月21日 DeNA戦(横浜)でプロ初先発初登板。7回4安打無失点の好投も勝ち星つかず。

◇同28日 中日戦(ナゴヤドーム)で8回2/3を投げ3失点でプロ初勝利。

◇7月10日 コンディション不良で出場選手登録抹消。

◇7月23日 1軍復帰。

◇8月14日 阪神戦(京セラドーム大阪)でプロ初完投初完封勝利。

◇10月24日 DeNA戦(横浜)で9回1失点(自責点0)で2度目の完投勝利で、球団では97年黒田博樹以来、セ・リーグ5球団から白星達成。

◇11月1日 中日戦(ナゴヤドーム)で8回無失点と好投し、球団新人では14年大瀬良以来の2桁勝利。規定投球回到達の新人で2桁勝利と防御率1点台は66年堀内恒夫(巨人)以来の快挙。

◇11月18日 10、11月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞。球団新人では98年の小林幹英(4月度)以来22年ぶり。

 

◆森下暢仁(もりした・まさと)1997年(平9)8月25日、大分市生まれ。大分商では1年夏に甲子園ベンチ入り(登板なし)。3年夏にはU18W杯で10回を投げ無失点。明大ではリーグ通算15勝12敗。19年全日本大学選手権でMVP。大学日本代表には2年時から3年連続で選ばれ、17年ユニバーシアード優勝、18年ハーレム国際大会優勝。19年ドラフト1位で広島入団。180センチ、76キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1600万円。

 

◆新人王の資格 支配下選手に初登録後5年以内で、前年までの通算成績が投手は30イニング、打者は60打席以内の選手。プロ野球担当記者の投票で選出される。3年目の平良は昨季まで通算24イニングだった。3年目以上の新人王は通算9人目。