東久留米シニア(西東京支部・多摩北ブロック) 谷井宏彰監督が掲げるモットーは「勝ちにこだわる野球」だ。「誰かひとりの力では勝てない。みんなで一丸となって相手に向かう気持ちが大事。今季はまじめな選手が多く、練習にはしっかり取り組んでくれる。そのひたむきさに、負けず嫌いな気持ちがついてくれば…」と同監督。その思いをくんで選手を引っ張るのは、島崎健太郎主将と渡邉結仁副主将だ。

実はこの時期、グラウンドが使えなくなるハンディもある。「昔の調整池の跡地という関係で1年の半分は水没してしまうのです。冬の間は守備練習が難しいので、バットを振ることに特化。多い時には1日1000本振ることを目標にやっています」(同)。

投手陣は5人。エース番号を背負うのは高野遥生で、速球を主体に組み立てスライダーとフォークを武器にする。ここに軟投派の沖隆生が加わりローテーションの一角を狙う。「体は小さいけれど、カーブの切れがいい。相手チームにとっては面倒な存在になりそうですよ」と同監督。打線の中軸は高野に加えて榮太智、上野睦月がクリーンアップを組む。「負けず嫌い」で公式戦1勝を目指す。

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