「中世の日本」ロシア選手団の部屋にテレビも冷蔵庫もない? 設備不足指摘

橋本聖子東京五輪・パラリンピック組織委員会会長(21年3月撮影)

国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会が20日、都内のホテルで行われ、終了後に大会組織委員会の橋本聖子会長(56)と武藤敏郎事務総長(78)がメインプレスセンター(MPC)で会見した。海外メディアからは、選手村の部屋について設備不足を指摘された。

ある海外メディアによると、ロシア選手団の選手村の自室にはテレビも冷蔵庫もなく、トイレも不足しており、選手団メンバーは「中世の日本みたい」と話していたという。

橋本氏は「快適な場所を提供するよう、準備してきたと理解してきた」との認識を示した。「冷蔵庫やテレビの件は早急に対応できるようにしていきたい。まずはロシアチームに確認させてください。できる限りの対応をします」と確認を急ぐとした。

武藤氏も「今のようなお話は初めて聞いた。我々としては、体制を十分整えている。いろいろなご意見があるかもしれないが、今後、生かしてまいりたい」と話した。

組織委員会によると、ロシア側は有料で設置できるテレビや冷蔵庫などを申し込んでいなかったという。