U22が7発大勝で本大会へ、前田大然が前半ハット

前田大然(18年撮影)

<U-23アジア選手権タイ大会予選:U22日本7-0U22ミャンマー>◇I組◇26日◇ミャンマー

U-22日本代表はFW前田大然(21)が前半だけでハットトリックを達成する活躍をみせ、開催国のU-23ミャンマー代表に7-0で大勝した。

3連勝でI組1位となり来年1月の本大会出場を決めた。前田は前半7分の先制点を皮切りに、50メートル5秒8の快足を生かしてDFラインの裏へ何度も抜けだし、3得点。日本は3戦全て完封勝ちで、攻めては計21得点。格の違いを見せつけ、危なげなく予選を乗り切った。

目指す舞台へ向け、前田が自慢の快足のギアを上げた。前半7分に相手のミスから先制点を奪って迎えた9分、MF中山のパスに絶妙なタイミングで抜け出すと、GKの位置を冷静に見極めてダイレクトで蹴り込み2点目。続く44分にもMF三好のパスに反応。飛び出したGKの頭上を越えるループシュートを沈め、前半だけでハットトリックを達成してみせた。

初戦のマカオ戦での2得点に続き、予選3試合でチーム最多の5点をマークした。目標とする20年東京五輪出場へ向けた猛アピールにも成功した。

所属する松本ではエースとして自身初となるJ1の舞台に立ち「選ばれ続けるために、まずはチームで試合に出て結果を」と奮闘している。ピッチを駆け抜ける前田の足が、日本の確かな武器となっている。