初マラソンの鈴木亜由子、五輪選考会「出場権獲る」

北海道マラソンに向けた前々日会見で意気込む左から男子の中本、下田、女子の清田、前田、鈴木

20年東京五輪の男女マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権がかかる北海道マラソンの前々日会見が24日、札幌市内で行われた。

マラソン初挑戦となる鈴木亜由子(26=日本郵政)が、MGC出場への2時間30分切りを宣言した。会見での冒頭は「かなり緊張している」と話したが、今大会の目標を聞かれると「出場権を取る」と高々と掲げた。

16年リオデジャネイロ五輪はトラック競技の5000、1万メートルで出場したが、「東京五輪を見据えて世界と戦いたい」との思いを胸にマラソンに挑む。正式に出場を決めたのは、6月の日本選手権終了後。「五輪にトラックで出るか、マラソンで出るかと考えて、まずは1本走ってみて自分の適性を確認したいと思った。自分の可能性を広げたい。次への第1歩となるので頑張りたいと思う」と気合を入れた。

今月の中旬まで米国で高地トレーニングをこなすなど順調に調整を重ねてきた。「自分なりにマラソンと向き合ってスタートラインに立てる状況は作れたので、ベストを尽くしてしっかり走り切りたい」と力を込めた。