石川遼、今季自己ベスト66好発進「最大限求めた」

15番でイーグルを奪い、ギャラリーの拍手に応える石川(撮影・亀山泰宏)

<米男子ゴルフ:ウィンダム選手権>◇第1日◇17日(日本時間18日)◇ノースカロライナ州グリーンズボロ・セッジフィールドCC(7127ヤード、パー70)◇賞金総額580万ドル(約6億3800万円)優勝104万4000ドル(約1億1500万円)

 レギュラーツアー最終戦に臨んだ石川遼が1イーグル、5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで今季自身ベストスコアとなる66をマークし、4アンダーの好発進を決めた。

 2番で第2打をグリーン右サイドのクリークに入れてダブルボギーをたたく不穏なスタート。パー5の5番で最初のバーディーを奪うと、7番で10メートルほどのロングパットを沈めてイーブンに。8番も力強いドライバーショットでグリーン近くまで運んで連続バーディーとした。後半の見せ場は15番パー5。ティーショットをフェアウエーに置いた後、残り223ヤードの第2打を4番アイアンで2・5メートルにつけてイーグルを奪取。17番も第2打をピンに絡めてスコアを伸ばした。

 公傷制度の適用を受けて臨んだシーズンは苦闘が続き、特に直近10試合は9度の予選落ち。逆転シードには2位以内の成績が必要とあって、米下部ツアー入れ替え戦に回ることも覚悟している。「あまりスコアは考えずに一打一打、自分が目指せる最大限のところ、できればそれ以上のところを求めて毎ショット打てた。明日、こういう風になればいいというのは持たずに、一打一打、自分ができる100点以上のものにトライしていきたい」と表情を引き締めていた。

 日本勢では岩田寛が午後1時40分(日本時間18日午前2時40分)からスタートを予定している。