富田林脱走

容疑者の実家のある松原市で児童見守り 警察官配置、防犯ボランティアも

 先月中旬、大阪府警富田林署から男が逃走した事件に絡み同松原署は2学期が始まった3日、大阪府松原市立小学校15校の周辺に警察官を配置し、登下校時の児童を見守る活動を始めた。当分の間続ける方針。

 富田林署の面会室から8月12日夜に逃走し、指名手配されている無職、樋田(ひだ)淳也容疑者(30)の行方は現在も分かっていない。一方、松原市内には樋田容疑者の実家があることなどから、松原署は児童らの不安を払拭するため、2学期初日となる3日の見守り活動に参加した。

 この日、松原市内の市立小学校周辺では、午前7時半ごろから防犯ボランティアや松原署員ら約20人が校門や周辺の道路に。参加した署員らは、夏休みを終えて登校してきた児童らに「おはようございます」と声をかけていた。

 周辺ではこのほか、羽曳野署も管轄する羽曳野、藤井寺2市内にある約20の小学校の周辺で捜査車両を巡回させるなどして児童たちの警戒に当たった。

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