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大学卒業の高山 WBAスーパー王者・京口との対戦熱望「勝つ自信?100%」さらに年内引退も!?

[ 2021年3月19日 14:51 ]

授与された学位記を示す高山勝成
Photo By スポニチ

 プロボクシングのミニマム級で世界主要4団体を制し、アマ転向しての五輪挑戦を経て昨年12月にプロ復帰した高山勝成(37=寝屋川石田)が19日、愛知県尾張旭市で名古屋産業大の卒業式に臨んだ。引退後は教壇に立つことを目指し、14年に30歳で同県の菊華高へ入学し、17年に大学進学。スケジュールの都合で教育実習に参加できず、高校社会科(公民)の教員免許取得は先送りとなったものの、4年間で無事に巣立ちの日を迎えた。

 式典後、穏やかな表情で「いろんな国に行って感じたことや経験を伝えたい」など教師になった際の夢などを語っていた。しかしプロボクサーとしての今後を問われ、口調が一気に熱を帯びた。

 「21年大みそかまでに2階級制覇を達成したい」

 現在はWBA世界ライトフライ級5位にランクされており、標的には「アメリカで防衛した京口君」と同スーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)を挙げた。自身はミニマム級で4団体制覇したうちWBAだけが暫定タイトルだった。それが心残りで「(暫定ではないWBA王座を獲ることが)第一で、そのためにプロ復帰した」と説明する。

 京口陣営とは昨夏に対戦の下交渉があったことも明かし「当時は(自身が)WBAの世界ランクに入っていなかった。今は5位で日本人の最上位」と対戦できる状況が整ったことを主張。さらに「勝つ自信?もちろん100%。現段階でもポイントアウトできるし、実際に試合が決まり(より分析を進めれば)KOもしくはTKOできるでしょう」と自信満々に言い切った。

 会見で「(プロ復帰した際に)21年までで引退と決めていた」など語る場面もあった。ただ、仮に世界王座を獲得した場合に王座返上して引退するかと問われ「自分が満足すれば引退。満足しなければ防衛なり、何らかのチャレンジをしていくと思う」と“年内に引退”発言を微妙に修正。同行していた代理人弁護士の岡筋泰之さんは「引退という言葉は、それだけ21年に懸けているという意気込みです」と報道陣へ向け説明した。

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