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本田 自己採点不合格…アピールどころかシュート0

[ 2018年3月28日 05:30 ]

国際親善試合   日本1―2ウクライナ ( 2018年3月28日    ベルギー・リエージュ )

<日本・ウクライナ>後半、ライン際で競り合う本田(左)
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 ハリルホジッチ監督を納得させる結果が出なかったのは、本田自身が一番痛感していた。淡々とした口調の中でも、悔しさは隠せなかった。

 「個人的には満足できないですよね。正直、もうちょっとやりたかったのはあるけど。ただ“もっと見てみたい”と思わせられなかった自分に非があるのは分かっている」

 昨年9月以来、約半年ぶりの代表招集。W杯ロシア大会のメンバー入りへ向けてのラストチャンスで、与えられた時間は64分間だった。指揮官は本田の評価を避けたが、自己採点では“不合格”とした。

 前半38分には山口のサイドチェンジを完璧なトラップ。DFを引きつけながら、攻撃参加した酒井高にループパスを通した。守備では自陣深くまで戻ってスライディングをするシーンもあり、パチューカで取り戻しつつある強じんなフィジカルで、タメをつくろうともした。だが、数々の逆境をはね返してきたゴール、勝利という“勝負強さ”が足りなかった。

 最後の挑戦は不完全燃焼に終わった。W杯本大会予備登録メンバーの締め切りまで残り1カ月半。それでも集大成と位置づけるロシアへの可能性を諦めることなく、最後の最後まであがき続ける。

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