「コロナにウオッカ効く」豪語のベラルーシ大統領が感染

2020年7月30日 06時00分
3日、ミンスクで独立記念日の式典に出席したベラルーシのルカシェンコ大統領=タス・共同

3日、ミンスクで独立記念日の式典に出席したベラルーシのルカシェンコ大統領=タス・共同

 【モスクワ=小柳悠志】旧ソ連ベラルーシのルカシェンコ大統領(65)は28日、新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。無症状で既に回復したという。
 ルカシェンコ氏はミンスクで行われた内務省の軍部隊との会合で「国民の97%は無症状でコロナを乗り越えた。私も仲間入りだ」と語った。数値の根拠は示さなかった。
 ベラルーシは経済活動を優先、都市封鎖を行わず、累計感染者数は6万7000人余りに達している。6選を目指す8月9日の大統領選を前に、自らの感染をあえてPRして有権者の共感を得たい思惑もありそうだ。
 ルカシェンコ氏は「コロナは心の病。ウオッカやサウナが効く」と豪語、疫病を軽視していると国内外で批判されていた。

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