「感染させる人は2割以下」 厚労省が「コロナ10の知識」

2020年11月7日 07時42分
 厚生労働省は、「新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識」(十月時点)を作成し、ホームページで公表した。判明している新型コロナの知識を「患者数・病原性」「感染性」「検査・治療」の三項目に分け、Q&A形式で十問にまとめている。
 設問1「国内で感染者と診断された人数は?」の回答は、約九万六千人(十月二十七日時点)だが、厚労省のまとめによると、十一月五日時点では十万三千五百五十八人に増えている。
 設問2「重症者、死者の割合は?」の回答は、感染が再拡大した六月以降の数値で、重症化率1・62%(一〜四月は9・8%)、致死率0・96%(同5・62%)。治療体制が整ったことや、検査の拡充で無症状・軽症者らが増えたこともあり、重症化率と致死率が低下したようだ。
 厚労省は今後、「10の知識」の内容を更新していくという。(小坂井文彦)

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