痛恨の逆転負けだ。日本ハムが13日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に6―8で敗戦。栗山英樹監督(59)の通算600勝と3位浮上をかけて臨んだ一戦だったが、ともにお預けとなった。

 3回の渡辺の2点適時打、5回の横尾の3ランで一時4点リードとした日本ハムだったが、その裏の守備から徐々に歯車が狂い始める。4回まで1失点と好投していた先発・河野が突如としてロッテ打線に捕まると、田村、福田秀、マーティンから計3被弾を浴びて一挙に1点差まで詰め寄られる。直後の6回には救援・井口が菅野にあっさりと適時打を放たれて同点だ。

 7回には先頭打者・マーティンの打球を一塁・清宮が後逸すると、そこから横尾の悪送球、中島の野選など負の連鎖が続き、この回だけで3失点と勝ち越しを許した。その後は結局リードは縮められず、屈辱的な敗戦となった。試合後、栗山監督は「誰が悪いとかではない。(野手陣の失策について)それもこっちの責任」と淡々とコメント。上位進出を狙うチームにとって、手痛い黒星となってしまった。