移籍連載

登録日:2011/12/26 Mon 15:03:59
更新日:2024/04/27 Sat 09:33:44
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移籍連載とは、ある雑誌で連載していた作品の連載を中断して、別の雑誌でその作品の連載を再開すること。
主に漫画に対して使われるが、小説や他ジャンルでも稀に存在する。


概要

要因は多々あるがよくあるものとして
  • 単行本は売れているがアンケートの順位が低い
  • 逆に単行本の売り上げの割にアンケートの順位が高い
  • 作品が雑誌の空気と合わない
  • 雑誌の雰囲気を変えるため
  • 作者の執筆ペース適正化
  • 作者と編集部との確執
  • 連載雑誌の休廃刊
  • 創刊した雑誌の戦力に加える
と、おおむねネガティブなモノばかり。

基本的に人気作品にしか起こらない。
まあ、売れない作品の移籍なんて誰得なことは誰もやりたくないしね。その雑誌内で打ち切られて最期を遂げる運命である。

連載が再開ではなく時代背景や登場人物が大きく変わった続編やリメイクだったり、作者が監修に移った作品に対してはあまり呼ばれない。

移籍後によくあることは作品のタイトルが変わったり、他の出版社から移籍した場合は移籍前の雑誌掲載分や他の作品を新装版として販売したりする。
特に後者は突然話の続きから始まって戸惑う新規層を獲得するためにも大事なのだが、大抵再開前に特集記事が書かれることがあったりするのでそれで満足する読者も多い。

また、移籍ではなく中平正彦のように廃刊した雑誌の連載作品を再版したり、中山敦士や加藤和恵のように別の出版社の雑誌に掲載した読切作品が短編集に掲載されるなど、単に作者が別の出版社で書き始めるだけでもマニアを喜ばせるようなこともある。

こち亀では打ち切りになった漫画であるロボ刑事番長看板漫画にして移籍連載をするエピソードがある。


有名な移籍連載作品

規模、知名度、歴史などなど、あらゆる点でおそらく最大の作品。
墓場鬼太郎」から考えると1960年から2014年までの作品群なので長大な歴史があり、その間少年マガジンや少年サンデーを筆頭に何度も何度も移籍を繰り返してきた。掲載した誌の数だけでも十や二十ではない。
同時に複数誌で掲載していた時期もあって純粋に「移籍」だけではないが、これほど目まぐるしく移籍を展開した作品もそうそうないだろう。
その都度ストーリーがリセットされたり、同一シリーズでも普通に設定(キャラの生き死になど)が変わっていたりするうえに、「マガジン版とサンデー版をまぜこぜに纏めた」ちくま文庫版(これがまた入手しやすく読みやすい)などもあり、もはや複雑すぎてファンの間でも話が成立しないとまで言われるほど。

  • おそ松くん
週刊少年サンデーを筆頭とした小学舘連載作品だったが、1972年になぜか週刊少年キング(少年画報社)で復活(但し小学舘でも別冊付録として旧作の掲載を継続)。
1987年からは翌年からのアニメ版とのタイアップとしてコミックボンボン・テレビマガジン(講談社)で連載が行われた。

  • 天才バカボン
週刊少年マガジンで連載していたが、小学館側の編集者の思い付きなどで週刊少年サンデーに移籍。
サンデー連載の赤塚作品『モーレツア太郎』・『おそ松くん』とのコラボ回も書かれるも長続きせず、『週刊ぼくらマガジン』を経由して少年マガジンに返り咲き、再開後は週刊の他「月刊少年マガジン」にも居場所を広げた。
1988年には『コミックボンボン』等の児童雑誌と『月刊少年マガジン』に復活連載された。

月刊コミックラッシュを卒業したが少し後にヤングガンガンに移籍。「学園革命伝ミツルギ なかよし」にタイトル変更する。
しかしYGでの連載から僅か1年でビッグガンガンに移籍する。
河田雄志は「スクウェア・エニックスの各雑誌に1年毎ぐらいで横流れしていったら新しい」と笑えないことを笑顔で言っていた。

原発の暴走により廃墟となった世界を舞台に女の子たちが闘い続ける漫画。
もともと週刊ヤングマガジンで連載していた。評判も中々でアニメ化まで決まったが、東日本大震災によりすべてが破談になる
その後、月刊への移籍となった(アニメも2013年に無事放送)。

最初は小学館の『月刊サンデーGX』に連載されていた『こばと(仮)』だったが、途中から角川書店の『月刊ニュータイプ』に移籍し現行の題に。
これに伴い、単行本1・2巻の内容はGX版とニュータイプ版が混在したものになっている。

竹書房内で『まんがパロ野球ニュース』→『スポコミ』→『まんがくらぶオリジナル』・『まんがライフ』と流転していき、最終的に並行掲載されていた『月刊ジャイアンツ』(報知新聞社)で最終回を迎えた野球ギャグ漫画。
単行本は竹書房から発売されたが、『月刊ジャイアンツ』連載のみになった終盤は単行本化されなかった(後にネットで公開)。

白泉社内で『花とゆめ』→『花とゆめPLANET増刊号』→『MELODY』→『別冊花とゆめ』(連載期間は増刊号後の1991年から2016年まで)→『MELODY』→『花LaLa online』と流転していき、2017年以降はウェブサイト『マンガPark』でのほぼ月一連載に。

  • 西遊妖猿伝
後述の『最遊記』以上に終わる気配が見られない西遊記作品。
1983年に連載が開始されて以来、『月刊スーパーアクション』→『コミックアクションキャラクター』(双葉社)→『コミックトム』(潮出版社)→『モーニング』→『月刊モーニングtwo』(講談社)と長いブランクと休載を挟みながら流転している。
ちなみに天竺への旅が始まり三蔵法師と3人の伴が揃うのは2013年からスタートした『月刊モーニングtwo』の「西域編」。おいおい…。

吹奏楽(吹争楽)漫画。
週刊少年ジャンプ→少年ジャンプNEXT(隔月誌)→ジャンプ+と3媒体を渡り歩き11巻で完結。
最初の移籍は人気低下の一方で打ち切りは惜しいと新雑誌の目玉にする意図もあったと思われるが、ジャンプ+への移籍は作者の新海氏が週刊連載がしたいと要望した結果であると語っている。

連載終盤の2011年4月、掲載誌の『週刊プレイボーイ』の誌面刷新に伴い、WEBサイト『週プレNEWS』へと移籍。
このWEBへの移籍については、それまでずっと雑誌での連載を続けてきたゆでたまご先生にとっては非常に苦しい決断となり、
一時は「集英社での執筆終了」まで考えたとインタビューで語っている。
しかし、東日本大震災の発生をキッカケに、流通のストップした被災地でもネット環境さえあれば漫画を届けることができるWEB連載の開始を受け入れ、
同サイト上で『究極の超人タッグ編』を完結まで掲載した。

そして『Ⅱ世』完結後に読み切り作品を挟んで、同サイトで『キン肉マン』の新シリーズを連載開始。
読者の反応がダイレクトに現れるWEB連載というスタイルと作風の相性の良さ、さらにはゆでたまご先生側も「大人向けのキン肉マン」のコツをつかみなおしたのも相まって*1、この移籍は結果的に大成功を収め、
更新日にあたる毎週月曜日にはSNSのトレンドを占拠するなど、すっかりWEB連載が定着した。
2020年の新章開始からは従来のWEB連載に加え、週刊プレイボーイ誌面にも同時掲載されるスタイルとなった。

  • ろんぐらいだぁす!
Comic REX→ブシロードへ移籍。移籍後はタイトルを「ろんぐらいだぁすとーりーず!」と一部変更。
きっかけは担当編集I氏が一迅社からブシロードへと移籍したこと。
しかしこの作品が「ロケハンを作者と編集I氏が実際に自転車で走って行う」「元々主人公は編集I氏の代理キャラの予定だった*2」等、
編集I氏との二人三脚、かつ他の編集へのバトンタッチが困難*3な漫画だった故に、編集I氏のみでなく掲載誌も移籍する形となった。
下記アサシネとは違い、諸問題もきちんとクリアした上での移籍だったため、Rex移籍直前の掲載分(Coast to Coast編)は「ろんぐらいだぁす!」名義で、発売元のみ一迅社からKADOKAWA扱い*4に変更、その後新装版1~9を挟んだあと「ろんぐらいだぁすとーりーず!」1巻へと続いている。
問題という問題はブシロード以外の各電子書籍ストアで、版権元の切替のため数日間購入不能になった程度。
その後2022年に同作者の「すぱすぱ!」の電子版がブシロード取り扱いになったのが発見されたため、現在は作者単位で移籍という扱いになっている模様。

両作共にミラクルジャンプから週刊ヤングジャンプへの移籍組。
それぞれ単行本第1巻相当のエピソードまでを連載した後、YJに移行して大きな人気を博した。
が、名実ともに誌面の顔となり円満完結を迎えた『かぐや様』とは対照的に、
『テラフォーマーズ』は人類VSテラフォーマーという当初の路線を放棄した展開が長々と続くなど展開が迷走してしまった感は否めず、
2017年以降の長期休載も相まって読者からの評価を大きく落とす結果に……

マガジンSPECIAL(2007年6月号~2008年7月号)→週刊少年マガジン(2008年34号~)へ移籍。
移籍に際して設定変更が行われ、先輩キャラの学年が1年引き下げられた。単行本では移籍前の部分もキャラの学年が変更されている。

  • 片喰と黄金
集英社の『ウルトラジャンプ』にて2019年4月号から2021年9月号まで27話分を連載したが打ち切りが決まったため、講談社の漫画配信サイト『コミックDAYS』に移籍して同年10月より連載再開。
この移籍の結果、コミックスの物理書籍は1巻から6巻までが集英社より、7巻以降が講談社よりのリリースと出版社をまたぐこととなり、6巻分の物理書籍が講談社から再販されることは現状無い事が作者からアナウンスされている(電子書籍については講談社から再販されている)。

週刊少年ジャンプ→スーパージャンプ→コミックフラッパー→コミックHuと3度移籍している。
WJ時代から「1章分書き溜め→連載→休載」という週刊誌なのに週刊連載しないという独特のスタイルとなっていた。
当時WJの編集長だった西村の強権でWJに残っていたが、西村編集長が新規創刊するSJの編集長に就任したことから、作品も編集長特権で移籍。
そこからフラッパーに移籍した理由はいまいち不明。
そして新作発表の場としてコミックHuが設けられたが、2020年5月から2022年末現在に至るまで休載中である…。


作品が雑誌の空気と合わない

元はコミックボンボンで連載していた『王ドロボウJING』。
連載が進むにつれてストーリーや表現方法がボンボンのメイン読者層からかけ離れたモノになっていったため、タイトルを変えてより読者の年齢層の高いマガジンZに移籍。
例によってマガジンZ名義で新装版を発売。

いくらKADOKAWAから書籍化したとはいえ、熟練のバイオレンス系漫画家を起用しながら掲載紙が「コンプティーク」&「コンプエース」という、どう考えても雑誌の空気を読んでいないチョイスであった。
その後、物議を醸した前衛的なアニメの放送後とコミックスの売上低下と第一部「ネオサイタマ炎上」編完結といった諸々の要素が揃ったところで、秋田書店の「核実験場」ことチャンピオンREDに移籍して第二部編を連載開始。
作品としては妥当な移籍先なものの、この手の理由でまるで無関係の雑誌に渡るのも珍しいパターンだが、作者コンビは第一部の連載中に並行してチャンピオンREDでも連載を持っていた(先に完結)ため、作者基準だとむしろ継続になっているのだった。

  • 我妻さんは俺の嫁
マガジンSPECIALで連載していたラブコメディ漫画。
やたらとパロディの多いギャグ漫画だったが、じわりじわりと評価を上げていき週刊少年マガジンに昇格した。

「すずのダークネスがもう抑えられない」という巻末コメントと共に週刊少年ジャンプからジャンプ+へ移籍。
ちなみに移籍後の連載ペースも週一から連続3週掲載した後に1週休むというサイクルになったため、作者の体力の都合もあったのではとも見られている。

作者の執筆ペース適正化

この場合は週刊から月刊にペースダウンする例がほとんど。
週刊少年ジャンプで連載していたが、遅筆とアンケートの悪さから増刊号に移籍。
その後ジャンプの勢いを取り戻そうとしたいピッコロさんの力で週刊少年ジャンプに帰ってきた。月1連載で
現在はウルトラジャンプで不定期連載中。

週刊少年ジャンプの下の方で長く続けていたが、ヤバイ描写荒木飛呂彦の体力低下から7部の途中でウルトラジャンプに移籍。
その後は一転して掲載順位が上位をキープ。UJもジョジョをプッシュして色々な企画を行うなど移籍連載の好例となった。
なお、体力低下とはあるが月に40ページ以上を描いたりと月刊漫画としてはページ数は多い方で、描き上げるのは十分可能だけど週に1回の締め切りをこなせない、というニュアンスの可能性もあるか。

週刊少年ジャンプで連載していたが休載が多く、執筆ペースが合いジャンプスクエアの初代編集長でありWJ連載時の編集長でもある茨木のコネもありSQに移籍、今はさらに増刊号にスライド。
姉妹誌での移籍連載であるため、単行本レーベルは週刊少年ジャンプのまま刊行されている。
元々スクエアが月刊を廃刊して作られた雑誌なので月刊からの移籍が多いが、他誌からの移籍はこれと帝一とワートリくらい。
逆に『血界戦線』はスクエアから19に移籍したりと、ジャンプスクエアはなにかと移籍が多い。
テニヌTo LOVEるもハゲのコネがあり復活したが、連載終了後の続編なので移籍とは異なる)

週刊少年マガジンで連載を始めたが週刊連載は4話でストップ。半年で休載となり、月刊アフタヌーンへ移籍した。
ファンからは「前のプラネテスで凝り性と遅筆は知ってるし、最初から週刊は無理だと思ってた」*5という意見が大半であった。
幸村氏は週刊連載当時の状況について「子どもができたばかりで焦っていた」*6「1話描くのに8日かかる状態だった」と語っている。

週刊ヤングマガジン連載作品で、リンクする『ツバサ』との兼ね合いもあって休載の多めな作品だったが、ラスト2巻分のみ『別冊少年マガジン』に移籍。
2013年から不定期連載されている続編『xxxHOLiC 戻』ではまた週刊ヤングマガジンに戻っている。

週刊少年ジャンプで連載していたが、作者の葦原氏が長時間執筆で首を負傷してしまい10巻頃から休載が入るようになる。
痛み止めと栄養ドリンクを頼って描き続けたが、18巻が出る頃に編集判断で連載ストップ。2年後に復帰し、19巻に収録する残りの話を週刊少年ジャンプに掲載した後にジャンプSQに移籍した。
葦原氏は週刊連載の継続を希望していたが完治の見込みがない*7*8こともあり、編集部から移籍の提案を受けて週刊連載と合わせてもう一つこだわっていた紙媒体掲載を優先する形にしたという。
円満移籍の一つではあるが、当時はヒロアカやブラクロといった人気作品の下書き掲載もあり、体調不良の原因がジャンプ編集部による漫画家の酷使にあると批判する声も多い。
ただし、この件については「作者側が体調不良を隠して仕事を何でも引き受けたことが主な原因」ということは留意されたし*9。むしろ編集部は完全に壊れる前にストップをかけた側である
上記のようにネットでよく語られる「作者の体調不良を無視して仕事をさせた」というのはソースもないただの邪推でしかなく、作者は経緯の説明の締め括りに移籍の件で最大限の配慮をしてくれたことに感謝を述べている。


作者と編集部の確執

  • 銃夢 Last Order
ウルトラジャンプで連載していたが、新装版銃夢で「発狂」という台詞の有無で編集部と騒動になりイブニングに移籍する。

ガンガンWING→コミックブレイド→電撃大王→ドラゴンエイジ(→チャンピオンRED)と、度々編集部と騒動を起こして移籍を繰り返している。
最初はいわゆる「エニックスお家騒動」で他の作家もまとめてではあったのだが、ブレイドでもロボに対する意識の違いで喧嘩別れし、その後はKADOKAWAで落ち着いたかと思ったら、『JINKI:EXTEND ~RELATION~』が酷い打ち切りEDとなり、チャンピオンREDで『JINKI』シリーズとよく似た『人狼機ウィンヴルガ』を連載開始。
『人狼機ウィンヴルガ』は足掛け6年続く長期連載になっていたが、2021年末にはかつては核実験場にも例えられたチャンピオンREDでも表現規制が強まりはじめ、2022年4月にヤングチャンピオン烈への移籍が発表された。
作品を経る毎に(恐らく作者の趣味で)女性への凌辱傾向が強まっており、『人狼機ウィンヴルガ』はその極地とも言える内容になり、TSに擬似ふたなりセックスまで描写された。もはや特殊性癖のデパートである
他にも3度もエロゲーになって戯画マインになるなど、控え目に言ってシリーズ自体の迷走が否定できない状況に陥ってしまっている。

00年代中盤を代表するアニメになった漫画だが、作者が編集部と揉めたことにより突如連載終了*10
その後新展開という形でコミックバーズからヤングジャンプへ移籍し、バーズ掲載分も集英社のコミックスから改めて刊行された。

  • W3(ワンダースリ-)
情報漏洩を疑った手塚治虫が、その相手である宇宙少年ソランと同じ掲載誌を嫌い、『週刊少年マガジン』から『週刊少年サンデー』へ移籍。
上記の「鬼太郎」が『マガジン』で連載されるきっかけともなった。

腐向け漫画界の金字塔とも言える長期連載シリーズ。
元は月刊Gファンタジーで連載していたが、一迅社へ移籍しコミックZERO-SUMで連載している。
しかし作者が子宮や顔の半分を摘出するなど壮絶な闘病生活をしたこともあって休載が多く、14年がかりで旅していた西遊記より更に長くなってしまった。
完結予定までまだ10巻以上は想定されているので作者の体力が心配されている。それでも同じ西遊記モチーフの『西遊妖猿伝』よりは進んでいるのだが。

  • アサシネ
HELLSING』『ドリフターズ』等で知られる平野耕太の漫画作品。
当初は一迅社の月刊ComicREXで二年ほど連載していたが突如として休載。
翌年に幻冬舎のコミックバーズに移籍して『アサ-シネ』と改題して連載再開するも、これも一年ほど連載したのち結局休載して現在に至る。
後に著者がSNSで「担当編集が他社に転職する時に勝手に担当作品も移籍させられ(著者の承諾一切なし)、その編集&転職先の出版社が元の出版社に訴訟を起こされてしまった」という裏事情を暴露している*11。恐らく連載再開は絶望的と見て間違いないだろう。
前述の『ローゼンメイデン』の件など諸々も含め、幻冬舎の作家に対する待遇を疑問視する声も多い。

  • 機械人形ナナミちゃん
かなり特殊なパターン。
元々は「とある出版社」の雑誌での連載が決まり、約一年かけて600ページのネームも執筆されていた作品なのだが、
企画会議を通じて一度は決定した連載を、直前になって編集長の判断で急遽撤回されてしまい、憤慨した著者が作品をネット上に公開したという経緯を持つ。
結果、ほぼ同情票に近い形で評判を呼ぶこととなり、「マンガごっちゃ」などを始めとするWEBサイトに実質移籍、マイクロマガジン社より単行本のリリースもされる事となった。

……が、肝心の漫画の内容については脈絡のない展開、明らかに偏った視点による稚拙な現代風刺が延々と続くなど、
お世辞にも褒められたものでないという意見も多く、単行本のリリースも2016年刊行の3巻目で事実上ストップしてしまった。
作者自身所謂同人ゴロとして評判があまり良くない人物だった事もあり、「連載をギリギリの判断で切り捨てた編集長の判断も決して間違ってなかったのでは?」という意見も少なからず挙がっている。

連載雑誌の休廃刊

DQ5のコミカライズ。
度重なる休刊と移籍の嵐で全11巻と少なめな巻数にも関わらず完結に7年を要した不運な作品。
とにかく絵柄の変化が凄まじい。まあ7年もかかればね

2007年頃まで月刊少年ジャンプで連載されていたが、同誌の廃刊により後継誌のジャンプスクエアに移籍した。
この内ギャグマンガ日和はタイトル変更を経て現在も連載している。

最初は月刊コミックラッシュで連載されていたが、廃刊に伴い連載ストップ。一定期間空けて少年エースで連載再開し、無事完結を迎えた。
『しなこいっ』は月刊コミックラッシュ時のタイトルで、少年エースでは『竹刀短し恋せよ乙女』と改題されている。「しなこいっ」はこの略称。
少年エースの連載に合わせ、『しなこいっ』の完全版も上下刊で発売されている。

同人時代も加えれば50年以上もの長い連載の中で「移籍→廃刊、休刊」「移籍→出版社倒産」を繰り返した色んな意味で伝説の漫画。
永遠の命と強すぎる力のため安住の地を得られない主人公ロックの境遇と絶妙にシンクロしていることを交えてネタにされがちで、
挙句の果てに「連載誌を潰すのがロックの最強の能力」とか言われる始末である。
最終的な掲載誌はヤングキングアワーズとコミックフラッパーで、作者の病気により休載のち絶筆。

元々「COMICぎゅっと!」という雑誌に連載されていたが、雑誌の廃刊に伴いまんがタイムきららキャラットに移籍。
とはいえぎゅっと!では3回掲載されただけで、対してきららキャラットでは10年連載された看板作品であるため、単にきららキャラットの作品と認識しても特に差し支えはない。

カラフルBeeで連載を開始したが、雑誌の休刊のため18禁PCゲーム雑誌「カラフルpuregirl」に移動。しかし今度は出版社のビブロスが倒産。
その後『忠犬ディディー』の連載で縁があったコアマガジン社の「コミックメガストア」にて連載再開したが、またも雑誌が休刊。
2021年現在は同社の「コミックホットミルク」で連載している。

  • SHADOW SKILL
『コミックガンマ』(竹書房)から始まるも雑誌休刊から『月刊ドラゴンジュニア』(富士見書房)へと移籍し、さらに『アフタヌーン増刊』→『月刊アフタヌーン』(講談社)と流転していったアクションファンタジー漫画。
アフタヌーンに落ち着いた後も他連載等のせいか休載が多かった。

当初は月刊マガジンの増刊相当である隔月誌『マガジンGREAT』で連載されていたミリタリパワードスーツ架空戦記物。
だが『GREAT』は廃刊し後継隔月誌の『マガジンイーノ』『マガジンプラス』と掲載誌が廃刊となり転々とし、現在は「年一の単行本描きおろし発刊」という講談社月刊誌少年漫画作品内では特例の待遇がされている。
理由は「作者の緻密な作風ゆえにアシも容易に足せず、隔月誌連載がやっとだった事*12」、「作風が掲載誌のカラーに全く合っていなかったこと」、そして何よりも「特例が許される程の人気と販売部数である」ためである。
ちなみに掲載誌まで含めて似たような経緯を辿っている作品に「サクラ大戦 漫画版第二部」「Q.E.D. 証明終了」があり、この中では「Q.E.D. 証明終了」だけが『マガジンR』へ移籍という形で雑誌連載を再開している。ただ、サクラ大戦は元々原作が有るので終了目処がつけやすい点、Q.E.Dは掲載誌のカラーに影響が少ない現実世界寄りの探偵物であるという点は留意されたし。

『デラックスボンボン』休刊に伴い『コミックボンボン』へ移籍。
この他大貝獣物語はデラボンではストーリー漫画だったが巻いた展開で最終回を迎え、
『2』の予告が出始めた頃に同作者によってボンボンで連載開始された漫画は『1』の火の貝の勇者がゴミに捨てられたり『2』の勇者が金にがめつい凶暴な男だったりするギャグ漫画化。

まんがタイムきららミラクの休刊により、『城下町』と『うらら』はまんがタイムきららへ、『mono』はまんがタイムきららキャラットへ移籍。
更にダンデライオンは2020年にCOMIC FUZに移籍。

月刊少年キャプテン(徳間書店)で連載されていたが、休刊したことで一旦ストーリーは中断。
その後、ヤングキングアワーズにて『トライガン・マキシマム』と名を変えて連載再開。10年の歳月をかけて無事完結した。
『HELLSING』と並んでヤングキングアワーズの看板作品として人気を博したことからも、移籍連載の好例と言えるかもしれない。

これもトライガンと同じく月刊少年キャプテン連載だったが、休刊から2年後に角川書店の「月刊エースネクスト」へ移籍。
だがネクストも移籍から3年後休刊し、5年のブランクを経て「月刊少年エース」で再復活した。
…が昔から「作者は遅筆の病に罹ってる」とファン内で揶揄される程執筆速度も遅く休載が多めで、しかも未だに物語収束の気配があまりしないという…。
厄介な事に作者は近況を報告したがらないタイプなので休載期間中は完全に情報がゼロになってしまうという点でも問題。

角川お家騒動で主力がごっそり抜けた月刊コミックコンプで連載開始するもほどなくして休刊。
月刊少年キャプテンで連載再開するも、こちらでも最終決戦を目前に休刊。
結局最終巻は全編描き下ろしとなった。

コミック百合姫Sで連載がスタートしたが、月刊化が決まったコミック百合姫との統合に伴い廃刊が決定し、そのままコミック百合姫へと移籍。
2021年現在も連載が続いており、アニメ化も果たすなど百合姫の看板作品へと成長した。
実は百合姫S出身作品でタイトル変更もなく連載が続いている唯一の作品。

  • 大室家
ゆるゆりのスピンオフ作品。Webコミック雑誌「ニコニコ百合姫」で連載されていたが、ニコニコ百合姫廃刊により一時休載。その後pixivコミックの「ゆりひめ@ぴくしぶ」に移籍し、連載続行中。

  • ふ~ふ
ゆるゆり同様百合姫Sから百合姫へ移籍。2013年3月号で円満完結。

  • 此花亭奇譚
同時期に連載していた『GOSICK -ゴシック-』との兼ね合いと家族の体調不良により百合姫S Vol.14より休載。
そのまま掲載誌休刊となったが、月刊コミックバーズに移籍し、タイトルを『このはな綺譚』に変更して連載再開。
後に月刊コミックバーズも休刊したため、同出版社の運営するWebサイト「デンシバーズ」、その翌年には同サイトも終了したため新サイト「comicブースト」、と渡り歩いて2020年現在も連載続行中。
だがこの件に関してコミック百合姫において何の発表も無かったので、打ち切りになってしまったのではと勘違いした読者の方も多かったのではないだろうか。

東方Projectの小説作品。東方関連では最古の書籍作品である。
2004年1月から2007年12月までのわずか4年の連載期間に3つの掲載誌を渡り歩いたばかりか、一時期Web連載となったり、同人誌に寄稿された話もあるなど、ストーリーの分散化が著しい連載となった。
当然、単行本化も難航し、最初の告知から発売まで2年以上かかった。詳しくは項目参照。

1997年より連載を開始した人気ゲーム原作の大河冒険バトル漫画。
連載開始から長期にわたって、小学館の学年別学習雑誌(いわゆる『小学○年生』)の複数誌に縦断連載されてきた。
同誌が立て続けに休刊したことに伴い、児童誌『コロコロイチバン!』や季刊誌『ポケモンファン』、果てにはWEBサイト『クラブサンデー』やその後継サービス『サンデーうぇぶり』といった各媒体へ移籍。
恐ろしくアクロバティックな連載スタイルをとることとなってしまった。

  • 荒野に獣慟哭す、ジャバウォッキー
マガジンZの休刊に伴い、それぞれWeb本とも、マガジンZooにて連載の運びとなり、双方完結を迎えた。
ジャバウォッキーはマガジンZ系列のままで連載が完結したが、荒野の方は徳間書店へ移籍したままマガジンZの連載をそのまま続行、マガジンZ時代を含む全ストーリー分が徳間から刊行されている。

同じくマガジンZ休刊に鉢合わせた作品で、テレまんがヒーローズに移籍するがこちらも休刊、後にWEBサイトのMiChao!を経て、テレビマガジン公式ホームページ上の連載で無事完結した。

こちらもマガジンZ休刊組で、白泉社のヤングアニマル嵐に移籍。マガジンZ時代は『偽書ゲッターロボDASH』と言うタイトルだった。
少年漫画誌から青年漫画誌への移籍という事で、作者の持ち味であるエロ描写が増加しながらも「これはこれで」との評価も多い作品だったが、結局物語の中途で終わってしまった。
ちなみに移籍先のヤングアニマル嵐も後に休刊しており、原作『ゲッターロボ・サーガ』から続く「掲載誌を虚無らせるジンクス」を引きずってしまっているという読者の声も。

当初は集英社のジャンプ改で連載されていたが、同誌の休刊に伴い白泉社のMELODYに移籍。
元々少女漫画的な作劇の漫画だったとはいえ、少年誌⇒少女漫画誌という出版社のみならず読者層も大きく異なる雑誌への移籍と言う珍しいケース。

1989年にスタートした競走馬ギャグ漫画。実在馬が個性豊かなキャラ付きで擬人化されるのが特徴で、ゲーム化もされている。
最初は岡部幸雄騎手をタイトルに飾った『それいけ岡部クン!!』として『週刊競馬報知』でスタートしたが、すぐ馬・騎手全般を扱うようになったためその翌年現行題に改名。
掲載誌が『ファンファーレ』と改題しても続いていたが1998年に同誌が廃刊した事で、移籍時のラグと作者の家の火事による半年間の休載を経て単行本の発売元である双葉社の『漫画アクション』に移籍。
さらにアクション廃刊後の2003年には双葉社のウェブサイト『双葉社Webマガジン』に移り、2013年にサイトが『WEBコミックアクション』に改編されたのを経て2019年に報知時代から通して連載1000回に到達したのを機に完結し、
2021年現在は続編『馬なり1ハロン!NEO』を競馬サイト『netkeiba.com』・姉妹作の4コマ漫画『馬なりde SHOW』を双葉社の『週刊大衆』で連載している。
個別項目にもある通り、移籍してネット入稿が前提になったため作品の歴史で初めて「有馬記念の結果をリアルタイムに作画やネタ出しに反映する」のが可能になる*13、という出来事も。

  • ディエンビエンフー
西島大介による、ベトナム戦争を舞台に繰り広げられる悲劇的結末が運命づけられた過酷なボーイミーツガール作品。
最初は角川書店の『Comic新現実』でスタートするも、単行本1巻分で雑誌が休刊。
その後リブート版が小学館の『月刊IKKI』で開始するも、そっちも休刊して単行本書下ろしを入れても12巻で打ち切り。
最終的に双葉社で小学館版前半を収録した新装版と、『月刊漫画アクション』連載で新装版部分後の(小学館版後半とはパラレルな)世界を描いた完結編『ディエンビエンフー TRUE END』が発表されやっと完結した。

  • 鉄腕バーディー
ゆうきまさみによるSFアクション作品。
元々は1985年~1987年に週刊少年サンデー増刊号に連載されていたが、単行本一巻分くらいで連載休止。
その後複数の短編掲載を経て、短編で起きた事件も本編に取り入れたリメイク版が2003年から週刊ヤングサンデーで連載されたが、2008年ヤングサンデー休載に伴い一区切りとなりビッグコミックスピリッツに移籍。
ヤングサンデー版の2年後に舞台を移し、別設定のアニメ版『DECODE』のヒロインも逆輸入された続編『鉄腕バーディーEVOLUTION』が展開され、最後はなぜか巻き展開となりエピローグのみ『月刊!スピリッツ』掲載となったが2012年に完結した。

高田裕三による『ウルトラマン』のリメイク漫画作品。
2003年から2006年にかけて角川書店の漫画誌「特撮エース」にて創刊号から連載開始し、同誌の廃刊後は特撮専門雑誌「特撮ニュータイプ」に移籍して完結まで執筆された。
このため、当初の連載分は元の映像作品のエピソードを一個一個数回の連載に分けて展開しているのに対し、移籍後は黒幕が出張ってきたりと一気に急展開となるが、物語としてはまとまっており破綻は無い。
……実を言うと「特撮エース」誌は連載作品の大半が、単行本展開が中途半端なところで止まるどころか(作品によっては後に別出版社から完全版が出たケースもある)、
最悪コミックスすら出ずに終わってしまったものがザラであり
(よく仮面ライダーの漫画の話で出る「黄川田版のコミカライズだと主張される落書きみたいなやつ」もこのケース。作者に仕事する気が無かったとしか判断できない状態だったため打ち切り*14)、
移籍込みでまともに展開を円満に終えられたのは本作と『ウルトラファイト番外地』くらいしか無かったりする。

1988年、偕成社の『コミック・モエ』で連載が開始されたものの、1998年に偕成社がマンガ事業から撤退。
当然『コミック・モエ』も廃刊となり、白泉社に移籍。『MELODY』や『silky』などの雑誌で2008年まで連載された。
コミックスは1~5巻が偕成社から発売されたのち、装丁を模して6~8巻が白泉社から発売された。
なお、文庫版コミックスは偕成社掲載分も含めて全巻白泉社から発売されている。

  • ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル
お笑い芸人・ロバート秋山が様々な職種で活躍する人物に扮するネタをドキュメンタリー風に紹介したもの。
YouTube動画のイメージが強いが、大日本印刷が月刊で発行するフリーペーパー・『honto+』でも動画と並行して連載を実施していた。
2019年末に『honto+』が休刊したことに伴い、翌2020年1月からKADOKAWAが発行する『月刊ザテレビジョン』に移籍して現在も連載中。
連載をまとめた書籍はhonto+・ザテレビジョン時代も含め全てワニブックスから刊行されている。
フリーペーパーから有料雑誌に移籍して連載を続けている珍しい例*15


創刊した雑誌の戦力に加える

元々は大人向けの『週刊漫画アクション』連載作品だったが、2000年に本作の増刊号が発展して創刊した『月刊まんがタウン』に移籍した。

2007年12月に電撃萌王での連載終了後、2015年9月に創刊された東方Project公式マガジン『東方外來韋編』で連載が再開した。

長らく『ハルタ』(旧名: Fellows!)の看板を張っていたが、版元のエンターブレインがKADOKAWAに吸収された後、そうした編集部群から派生した新雑誌『青騎士』へと移籍した。

まとめて発生したケース

出版元や子会社とのトラブルによるもの。

  • 角川お家騒動
当時の角川書店社長の角川春樹と副社長の角川歴彦の対立により、歴彦が主婦の友社のバックアップの元編集者や作家を大量に引き抜いてメディアワークスとして独立した事件。
角川書店の漫画雑誌「コミックコンプ」やゲーム雑誌「コンプティーク」「〇勝PCエンジン」「〇勝スーパーファミコン」からも連載がごっそり引き抜かれ、メディアワークスのメインブランドである「電撃」の「電撃コミックGAO」「電撃王」「電撃PCエンジン*16」「電撃スーパーファミコン*17」に移籍することになった。残された角川書店側の雑誌群は健闘むなしくほどなくして休刊*18し、唯一生き残ったコンプティークは大幅な路線変更がなされることになる。そしてコミックコンプの後釜として創刊されたのが月刊少年エースである。
その後、春樹が麻薬取締法で逮捕されると歴彦が角川書店に復帰、メディアワークスは角川書店の子会社となった。

  • エニックスお家騒動
少年ガンガン系列の雑誌展開について編集内部で大きく対立が発生し、ガンガンやGファンタジー等の編集者・連載作家が大量に独立した事件。
これにより『月刊コミックブレイド』(マッグガーデン)、『コミックZERO-SUM』(一賽舎(現・一迅社))等が生まれた。
上記にある『最遊記』もその一例。
この際、連載作家自体がエニックスから独立した事でタイトルを変更しての続編展開も多かったが、連載打ち切りになったケースも発生した。
連載作家はそのまま残るか、一緒に独立してそれっきりのケースが多かったが、衛藤ヒロユキのようにブレイドで連載後、ガンガン系列に戻る作家もいた。

不明、理由を明かしていない

電撃大王で連載していたが、突如ウルトラジャンプへ移籍。その後も長く連載していた。
この移籍理由について誰からも何も語られたことがなく、一切の情報はない。
編集者の転職に付いていった・姉妹誌の電撃コミックガオが吸収合併されたことによる編集部内の変化の影響・ウルトラジャンプで連載する予定だった『JINKI』シリーズが電撃大王での連載となった影響で「トレード」の形になったなど諸説あるが、詳細は不明である。

  • 新・闇狩人
『月刊ビッグガンガン』で連載されたが、3巻で一旦の区切りがついた後、ホーム社のウェブサイト『Z』で直の続編『闇狩人Δ』がスタート。題こそ違うものの実質的な移籍と言える。
移籍の理由は不明だが、シリーズ第1作の『闇狩人』はホーム社の親会社集英社の『月刊少年ジャンプ』で展開されたためその縁と思われる。

  • 私の少年
『月刊アクション』(双葉社)にて連載が開始され、2016年2月号から2018年2月号まで掲載。このマンガがすごい!2016年オトコ編2位を獲得し、単行本も4巻まで刊行されたが、突如『週刊ヤングマガジン』(講談社)に移籍。2018年26号から2020年48号まで月に1回のペースで掲載され完結。
移籍の理由は明らかになっておらず、詳細も不明。

  • 軍靴のバルツァー
『月刊コミックバンチ』(新潮社)にて2011年から2021年にかけて連載、休載期間を挟んで2022年より『別冊少年マガジン』(講談社)への移籍が決定した。


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最終更新:2024年04月27日 09:33

*1 究極タッグ編の迷走をゆで自身も否定的に語る反面、「シリアスな抗争劇」「作画の精密化や3Dモデリング設備の導入を活かした、複雑な体勢だけどスタイリッシュな新技」などは新章でもしっかり取り込まれている。

*2 その後主人公は作者の代理キャラに変更され、編集I氏の代理キャラはメインストーリーに関わる人物として登場する事になった。

*3 自転車に習熟し200~1000kmの走行や、峠超えライドが可能な人物が必要となる。

*4 ブシロードは発行こそ自社扱いだが、発売をKADOKAWAに委託しているため。

*5 「プラネテス」は週刊誌であるモーニングに不定期連載、全28話の完結に丸4年費やしており、単行本は年1ペースであった。ちなみに月刊誌でもきちんと連載されていれば半年に1巻は単行本が出る。

*6 モーニングで『コウノドリ』を連載していた鈴ノ木ユウ氏は掲載誌が確定する前に講談社側から週刊連載ができるか尋ねられたと語っており、連載を得ようと焦る幸村氏は週刊連載に自ら再挑戦あるいは編集部からの問いにOKを出してしまったものと思われる。

*7 複数の病院を回ったが「安静が大事」と言われ、ある医者からは「職業病として一生付き合っていくタイプの病気。できれば転職を勧めたい」とまで言われ担当編集と落ち込んだという。

*8 なお連載休止から1ヶ月はほぼ寝たきり状態で、病院に行けるように回復するまで6ヶ月かかったと語っており、相当重症であったことがうかがえる。それでも執筆意欲は衰えなかったあたりに葦原氏の思いが見える。

*9 休載の経緯はコミックス19巻に作者自身の言葉で説明されている。

*10 「原稿のマスターを紛失された」が最後の一押しになってしまったとのこと。実際その後白泉社の仕事は一切描いていない

*11 当該ツイートは現在削除済み。

*12 その状態でも休載する事があった。

*13 よしだ先生曰く、印刷業界の正月休みと重なることから、ネット入稿導入前は「1年で最も大きな競走なのに、年が明けてしばらくしてから登場馬が話すだけ」…という形でしか扱えなかったとのこと

*14 ライダー公式としてもかなり根に持っているらしく、『ゼロワン』で手厳しく皮肉ったり他のライダー漫画家の暴言同然の批評をスルーしたリ…

*15 但しザテレビジョンのwebサイトでも無料で閲覧可能。

*16 後の電撃G's magazine

*17 後の電撃Nintendo

*18 メガドライブ専門誌の「電撃メガドライブ」のみ古巣の「〇勝メガドライブ」より先に休刊となった