住まいの雑学
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2012年9月26日 (水)

転勤する人必見 小売市場規模から日本の“似たもの都市”を紹介

転勤する人必見! 小売市場規模から日本の“似たもの都市”を紹介
Photo: Art Wolfe / thinkstock

秋は転勤のシーズンということもあり、春についで引越し件数が多数。すでに転勤先が決まり、「どんな街に住むことになるんだろう」と、ドキドキしている方も多いはず。

日本は、大手スーパーや大型量販店、コンビニチェーンなどが全国各地に広く分布しており、交通の便の違いはあれど、ある程度の大きさの都市であれば、どこに住んでも基本的な生活が大きく変わることはなさそう。しかし、百貨店や飲食店、専門店といった商業施設が並ぶ繁華街は、都市によって大きな差がある。特に首都圏から地方へ転勤する場合は、買い物や娯楽の環境がガラリと変わる可能性も。

そこで今回は、首都圏外の繁華街は東京に例えるとどの地域に当たるのかを、Wikipediaの項目「主な繁華街の小売市場規模」を参考にまとめてみた。転勤先のイメージを膨らませるのに、ぜひチェックしてほしい。

【市場規模6000億円以上の繁華街】
●東京 新宿駅周辺/9540億円 
●大阪 大阪・梅田駅周辺/6829億円
歌舞伎町のある新宿周辺の繁華街は日本最大級。この規模に次ぐのが西日本最大のターミナル、大阪駅&梅田駅周辺だ。全国各地から数多くの飲食店や専門店が出店していることもあり、新宿と大きく変わらないシティライフを楽しめそう。

【市場規模4000億円~6000億円未満の繁華街】
●東京 銀座駅・有楽町駅周辺/5297億円、
    日本橋駅・三越前駅周辺/5187億円、
    池袋駅周辺/5057億円     
●名古屋 栄駅周辺/4185億円 
●京都 河原町周辺/4847億円 
●神戸 中央区/5891億円 
●福岡 天神駅周辺/4135億円
名古屋、京都、神戸、福岡の中心部は、東京の銀座や日本橋、池袋と同じくらいの規模。特に共通点が多いのは、売場面積5万481m2の高島屋東京店がある日本橋駅周辺と、売場面積6万1316m2の高島屋京都店がある京都河原町周辺。ともに明治以前から栄えていたこともあり、歴史的な建築物が目立つ。また、名古屋の栄と東京の銀座は、松坂屋、三越など共通する百貨店が立ち並び、こちらも街のつくりがよく似ている。

【市場規模2000億円~4000億円未満の繁華街】
●東京 渋谷駅周辺/3407億円、
    上野駅・御徒町駅周辺/3124億円
●札幌 大通駅周辺/3983億円 
●名古屋 名古屋駅周辺/2714億円
●大阪 心斎橋駅周辺/3344億円
大阪、名古屋の第2繁華街&札幌の中心部は、アメ横のある上野の繁華街と同程度の市場規模。アメ横と上野公園がシンボルの上野と同じように、札幌では狸小路商店街と大通公園が繁華街の基点となっている。

【市場規模2000億円未満の繁華街】
●東京 東京駅周辺/1825億円、
    吉祥寺駅周辺/1898億円、
    表参道/1904億円
●京都 京都駅周辺/1517億円 
●大阪 天王寺・阿部野橋駅周辺/1937億円
●福岡 博多駅周辺・中洲周辺/1380億円
京都、福岡第2の繁華街、大阪第3の繁華街は、吉祥寺や表参道クラス。1日に約113万人が利用する東京駅とは規模は異なるものの、天王寺・阿部野橋駅が約75万人、京都駅が約62万人、博多駅が約33万人と、どれも日本有数のターミナル駅。ビジネスマンや長距離電車を待つ人、地方からの利用者で繁華街がにぎわうといった共通点もある。

その他、今回リストアップされなかった繁華街でも、東京の街と似ている場所はまだまだあるはず。そんな類似点についての話題は、転勤先での会話のネタにちょうどいいかも。

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