Wednesday, April 19, 2017 10:20 AM
主要3候補が「親ロシア」 仏大統領選、困惑広がる
23日のフランス大統領選第1回投票に向け激戦を続ける主要4候補のうち3人が「親ロシア」の外交を掲げ、国内外に困惑が広がっている。上位2人による5月7日の決選投票の勝者によっては国際的な外交環境が一変しかねない情勢だ。
明らかな親ロシア派は極右、国民戦線(FN)のルペン党首と極左系選挙連合のメランション候補。ともに「ロシアのクリミア併合を巡る制裁解除」を公約し、メランション氏は「ロシアと協力し、シリアのアサド政権を支援する」とも明言した。
ルペン氏は3月にロシア大統領府でプーチン大統領と会談し「ロシアと同じ視点に立つ」と言い切った。米中心の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)に関してメランション氏は「脱退」、ルペン氏は「NATO軍事機構から脱退」を提唱する。(共同)
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