絶好調なニンテンドースイッチ…だけど、Appleとパーツの取り合いに?

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  • author 塚本直樹
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絶好調なニンテンドースイッチ…だけど、Appleとパーツの取り合いに?

かといって、譲るわけにもいかないし…。

いまだに品薄状態が続く、絶好調なNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)ですが、ちょっと気になる報道が登場しました。MacRumorsが取り上げたThe Wall Street Journalの報道によると、ニンテンドースイッチはApple(アップル)などとパーツの取り合い状態になっているというのです。

同紙が業界筋からの情報として報じたところによると、Appleなどのスマホメーカーによるハイエンド製品向けパーツの生産拡張が、ニンテンドースイッチへの部品供給の妨げとなっているんだとか。フラッシュメモリのチップ液晶ディスプレイ、Joy-Con(ジョイコン)のためのHD振動パーツが不足しており、とくにフラッシュメモリのチップが足りないようです。

現在AppleはiPhone 7を製造しているだけでなく、今年秋のリリースが予想されている「iPhone 8」製造のためのパーツを確保しているといわれています。そのためフラッシュメモリチップは圧倒的に需要過多。またメモリチップの供給元として東芝の名前があげられていることも、なにやら興味深いです。

任天堂は現在、2018年3月期までに1,000万台のニンテンドースイッチを出荷したいと表明していますが、先日には任天堂が同期までの生産台数を1,800万台に引き上げたと伝えられています。さらに今回の報道では、その生産台数を2,000万台に引き上げたいとサプライチェーン筋に伝えているとのことで、いやはやなんとも景気のいい話です。

年内は作れば売れる状態のニンテンドースイッチですが、来年からはどのような展開があるのかも少し気になりますね。さらなる大型タイトルが続々参入して、ゲーム機のスタンダードになったりするかも…?

ニンテンドースイッチに1,800万台の増産報道。年末商戦には間に合う…のか?

image: George W. Bailey / Shutterstock.com
source: The Wall Street Journal via MacRumors

(塚本直樹)