「買ったら忘れる投資」――それは決して優雅ではありませんが、上手くいきます。実際、てきとうな投資は効率良く機能するそうです。

投資信託のフィデリティ社が行った研究によれば、優れた投資家は自分の口座を忘れた、もっとクレイジーなケースとして、自分の投資先を墓場まで忘れてしまっていたのだそうです。フィデリティはとある社内調査を行いました。2003年から2013年の間に、どの口座がもっとも優れたお金の動きを見せたか調べたのです。これに関する「Living Rich Cheaply」の説明は秀逸でした。

その結果、優れたパフォーマンスを見せた口座の持ち主(投資家)はなんと死んでいたのです! 2番目に良い動きを見せていた口座は、持ち主に忘れられていました。

これは社内調査であり、資産運用担当者であるJames O'Shaughnessy氏がブルームバーグのラジオで中継したことです。

投資家のてきとうなポートフォリオについて研究が行われたのはこれが初めてではないことは確かでしょう。長い間、焦らない安定した投資がレースに勝利すると考えられてきました。第一線で活躍している投資家なら市場のタイミングを読み、株で勝負に出ることもできると言いますが、データによると投資初心者は投資して忘れる「Set and forget」がもっとも簡単で安全な方法なのかもしれません。

しかし、「MarketWatch」は大切なことを言っています。この調査は定年に近づくにつれて、時々ポートフォリオをチェックしてバランスを調整してはいけないという意味ではないということです。市場が急降下しているときについ犯しがちな「高く買った株を安く売ってしまう」ミスを避けるために、ポートフォリオをチェックしすぎないことは有効かもしれません。

つまり、時々チェックするべきですが、自分がした投資を忘れてしまうことが実は一番良いということです。どういうことなのか気になる人は、下のリンクから詳細を読んでみてください。

Fidelity Reviewed Which Investors Did Best And What They Found Was Hilarious | Business Insider Via Living Rich Cheaply

Kristin Wong (原文/訳:wasabi)

Photo by Shutterstock.