侍山田、幻の本塁打…観客キャッチで適時二塁打に

4回裏日本2死二塁、山田は左越えの打球がスタンドインしたように見えたが、三塁塁審に進路をふさがれて二塁へ戻るように指示される(撮影・松本俊)

<WBC:日本11-6キューバ>◇1次ラウンドB組◇7日◇東京ドーム

 侍ジャパン山田哲人内野手(24=ヤクルト)が「幻の本塁打」を放った。

 同点の4回2死二塁。山田の打球は左翼スタンドインし、勝ち越しの2ラン本塁打かと思われた。しかし審判団が集まり審議。ビデオ判定の結果、二塁打と判定された。左翼スタンドの観客が打球をフェンスより前でキャッチしていたため、スタンドインが認められなかった。適時二塁打となり、勝ち越しには成功した。

 山田は「前の打席はチャンスで打てなかったので、今度こそはという気持ちで打席に入りました」とコメントした。