Nuru International

課題

Nuru は、集めた資金すべてを地域に送ることができるよう、経費削減のためのあらゆる努力を尽くしています。送られた資金はすべて、著しい貧困を抜け出すことができるよう、ツールや知識のトレーニングを地域コミュニティのリーダーに提供するために使用されています。Nuru の活動は仮想化されており、米国本土の中心オフィスではなく、メンバー各自のホームオフィスや共同作業スペースをベースとし、パートナー コミュニティへの投資額をさらに増やすことができるようにしています。メンバーは 11 の異なるタイムゾーンにまたがり、デジタルツールを活用することで協力して業務を進めています。

ストーリー

Nuru は Google Workspace のメリットを大いに活用しています。戦略的コミュニケーション担当ディレクターのキム ドゥー氏は次のように述べています。「どのような企業もなんらかのテクノロジーを利用しているものですが、Google Workspace はオールインワン ソリューションであり、一元的なツールスイートでチームをしっかりと訓練できるため、私たちにとって非常に効果的に機能しています。」

Nuru では Google マップを使って米国と支援地を結びつけています。現地が地球の反対側だったとしても、何が起きているのかを米国のオフィスで把握することができます。境界を守り、理解していないことで発生する可能性のある紛争を避け、スタッフの安全確保を実現しています。新しいスタッフのトレーニングにもマップを使うようになりました。セキュリティ戦略アドバイザーのブライアン フォン クラウス氏は次のように述べています。「Nuru では、360 度写真やストリートビューを活用し、ケニアやエチオピアに赴任するスタッフが、現地に到着する前にプロジェクトの内容を確認できるようにしています。またカスタムマップを使って、現地のスタッフが活動の影響度や支援した農家の数を視覚的に確認できるようにしています。」

より幅広いオーディエンスにリーチするために YouTube も活用しています。「私たちの活動にとって、動画は極めて大きな存在です。米国にいる支援者と、サブサハラ アフリカに住む農家をつなぐ最も重要な手段となっています。支援者の皆さんに、ケニアやエチオピアで行っている私たちの活動を動画で見てもらうと、Nuru のビジョンやミッションに対して一層強く共感していただけるようになります」と、戦略的コミュニケーション担当ディレクターのキム ドゥー氏は述べています。「YouTube を利用することで、支援者がどこにいようと、最新の活動内容を有意義で生き生きとした形でスムーズに届けることができるようになっています。YouTube では、ページを自由にカスタマイズして私たちのビジョンとミッションを明確に伝えることができる点も大きなメリットです」。

「私たちの活動にとって、動画は極めて大きな存在です。米国にいる支援者と、サブサハラ アフリカに住む農家をつなぐ最も重要な手段となっています。」

戦略的コミュニケーション担当ディレクター、キム ドゥー氏

結果

Nuru では、Google Workspace のコラボレーション ツールを使ってリアルタイムに共同作業を行い、11 の異なるタイムゾーンにまたがる日々の業務を効率よく実施しています。また「Modify Event Default」などの Google 拡張機能を使ってミーティングの予定を変更する際の効率性を高めたりしています。ファイルは添付ではなくGoogle ドライブのリンクとして送ってスタッフが各自でダウンロードするようにしているため、特にインターネットの接続状況がよくない地域で効果的です。都心から離れた農村地域では停電が日常的で、帯域幅が狭く、パソコンや修理品も手に入りにくいため、情報の管理が極めて重要な意味を持ちます。Nuru は情報の管理方法を効率化することで、こうした課題を克服しています。