... 実義序」、利瑪竇「天主実義引」を参照)、稿本完成後、出版許可を申請するかたわら、推敲と補訂がさらになされたようで ... 出版を促したが、ゴアの異端審問官からの出版の許可が下りていなかったため、出版を見送っている(「報告書」第四の書・第十 ...
... 天主実録』と云ふ書籍を出版して居る。之れが耶蘇会士漢文出版の嚆矢であると思ふ。併し此の『天主実録』は、利瑪竇が西紀一六〇四年に出版した『天主実義』とは全然別のものである。『天主実録』は漢文で書かれたる天主教問答、即ち天主教信徒となる ...
... 天主実義』出版のころは、朱子学が集権的封建体制の進行とともに日本の政治思想界に登場して来ていた時である。さきの『日本ノカテキズモ』においては儒教にはほとんど言及していないのに対して、一六〇五(慶長十)年に、同じ趣旨の下に編せられたハビアン ...
... 天主聖教啓蒙」とは書の構成自身が違う。出版の時期も「天主聖教啓蒙」が万暦四十七年(一六一九年)、「天主教要解略」が万暦 ... 実義」を出版した。」(十七頁) (傍点筆者注。以下同じ)とある。この文章を素朴に読めば、「天主教要」を指すと思わ ...
し、天主を敬奉するの意を論じた。其の俗は君を教化皇といい、婚娶をしない故に嗣をつぐことなく、賢を択んで之れを立てる。また其の俗は友誼を重んじて私を為さずとし、重友論を著す( 6 )」。リッチの『天主実義』の内容が紹介さつまりここではマテオれ ...
... 天主実義』(「中国古典新書」、明徳出版社、一九七一)の解説(二一~二二頁)を参照。よるキリスト教のチーナ布教について」)で、川名公平氏訳『中国キリスト教布教史一・二』(岩波書店『大航海時代叢書」第 II 期、第 8 ・ 9 卷所収、一九八二・一九八三) ...
... 出版社、『近世漢籍叢刊』(岡田武彦、荒木見悟主編)一九八四年翻訳:荒木見悟訳『竹窓随筆』明徳出版社、一九六九年後藤基巳訳『天主実義』明徳出版社、一九七一年•スペンス『マッテオ・リッチ記憶の宮殿』(古田島洋介訳)、平凡社、一九九五年ジュルネ ...
... 天主実義』については、台湾学生書局「中国史学叢書」中の『天学初函』影印版(一九六五)所収本により、また研究として後藤基己『天主実義』(明徳出版社・中国古典新書一九七一同「明清思想とキリスト教」(研文出版一九七九)、および、柴田篤氏の一連の ...
... 天主実義』を、プロテスタント伝道では、マルティン Martin , W.A.P. (丁=良)の『天道溯原』をあげることができる。この両書は全く異なる状況において執筆されたものであるが、両書を比較的に考察すると若干の共通点があることは注目すべきである。第一に ...