... オクシデンタリズム(西洋主義)の歴史的再検討も必要とされるであろう。( 3 ) ( 44 )この歴史的普遍性の再検討は、非ヨーロッパ世界に対する、ヨーロッパの歴史的視点に再検討を迫ることになった。この端緒が、ヨーロッパのアジア認識を特徴づけた ...
... オクシデンタリズムに染まったんじゃないかというふうに考えるわけです。そのオクシデンタリズムから抜け出ようとしているところもあれば、まださらに西洋に期待するものを持っている人たちもいます。ここからちょっとオクシデンタリズムから離れて神川 ...
... オクシデンタリズムとして、アジアの側からの積極的なヨーロッパ化という問題が考えられてきた。しかしこのヨーロッパ化が、いわゆる近代国家形成という目標と枠組みを持っていたことを考えるならば、地域研究の視点から見た近代、あるいはアジア ...
... オクシデンタリズム」である。西欧を理想化して語り、かつ他者として退けようとするアジアの側からの「逆オリエンタリズム」である。こう考える著者にとっては、西欧の単純否定にみるべき文化的創造性はなく、また植民地文化は否定し尽くされるべき存在 ...
... からである。ただし、同書の受容はそれ以外の類型の交錯も示唆している。つまり『オリエンタリズム』は「オクシデンタリズム」、すなわち非西洋人がうみだした「西洋」の表象の運動のなかに位置づけられうる。そしてそこでは、他者性の構築、二分法的な ...
... 考えるべき課題を多い。本書は,アジア(日本を含む)に現れたアフリカ系人の歴史 ... オクシデンタリズム」と称するならば,本書は,日本人の思考回路に埋め込まれた ... から個人まで,政策から感情や帝国に対する印象までを取り扱おうとする基本的な ...
... オクシデンタリズムを二つの側面からとらえている(青木[ 1998 ] )。ひとつは西欧を理想化したイメージで語ること。他方は負のイメージ,悪のイメージから語ること。現代メディアの文化を考える場合,オクシデンタリズムという主題はきわめて重要なもので ...
... 考えるのは早計であろう。そもそも「東奏されている。しかし、その「近代」や「モダン」は、前述のように「第二近代」を意味 ... オクシデンタリズム」から共に自由になる道を見出したときであろう。超克」がありうるとすれば、それは「西洋」対「東洋」という ...
... オクシデンタリズムに関心があるひとは、イアン・ブルマ、アヴィシャイ・マルガリートの『反西洋思想』(新潮新書、二〇〇六) ... からは、「この本は、戦後左翼が意図的に都合のよいものだけを集めて編集したものだ。これを読むと、大学生の日本軍 ...