... 化」[ depenalization )の問題)、さらにまた、犯罪者を逮捕し、裁判し、刑を執行するという伝統的な刑事司法のもっとも簡明な図式からの意識的な離脱をはかり、犯罪の非刑罰的処理を試みるべき場合があるのではないか(ディヴァージョン[ diversion )の ...
... 化職員のそれと一致することを妨げるわけではない。この一致は、受刑者の積極的 ... 責任と刑罰との関係に触れる必要がある。私は相対的意思自由の立場にたち、従って責任非難を定言的な他行為の可能性においている。責任非難の大いさは、従って、刑の量は、他 ...
... 責任の客観化によって、その誤りを明らかにしている、という批判がある。しかし、歴史が現実にわれわれに示しているのは、罰 ... 刑事法との分化に基礎づけられた、自由な民主主義的法律制度を侵す、という批判である。たしかに、民事と刑事とでは法 ...
... 客観化をおしすすめる点にあっとの区別性が強調される理由は、要するに、民事責任の客観化をおしすすめる点にあった。したがって問題の核心は、民事法と刑事法の分化は、古代の法から近代法に至る進化であったとしても、近代法において刑事責任と民事責任.
... 責任能力に関する診断論と症状論という二つの考え方を対照させながら精神の障害概念の明確化 ... 刑事責任能力と死刑」(志学館法学八)は、幼女連続誘拐殺害事件判決について考察し ... 客観化について」(高岡一八一=二)は、無関心による事実の不認識 ...
... 客観的な精神であり、文化である。だが共は民の個々の主観において實現されなければならない。刑法は國民に對して道義の意識的實現を要求し、その故に反道義的行為について責任を負はしめる。行爲は意思の實現であり、客観化 ... 刑事責任の現實的根據で ...
... 責任の客観化といい、その最も著しい現れが行為者の故意、過失に関係なく責任を決定する無過失責任 liability without fault ... 刑事責任は主観化の傾向を辿り、民事責任が客観化へと進展しつつあるのが近代の傾向である。このような傾向を熟思 ...
刑法総論の基本的な考え方を丁寧に論じる体系書。初版から「刑の適用」「刑法の適用範囲」の2章を追加し、さらに網羅性を高めた。
... 客観化せられる傾向を辿りつつあるのに反し、刑事責任は盆~主觀化するの傾向を持つて居る。かくして、民事責任と刑事責任とはその機能の分化に因って會と個人との調和を全うすることとなって居る ... 責任なければ刑罰なく刑罰の程度は責任の分量に 1527.
... 化とする。法律の社會化とは、法律をして社會のための法律たらしめるの謂である。昔は、法律は權力階級のために成立するもの ... 責任については、いはゆる結果的責任論の發達するに従って、損害關係の客観的事實に基き事態の公平を全うせむとするの傾向に進む ...