現象学は、客観的な認識対象とも主観的な認識作用とも異なる認識内容としての現象を扱う哲学である。それは、人間の意識を経験論的ないし客観的に対象化する心理主義とは異 ...
本書では、風、風土、雰囲気、気分、「気」などの相互の関連を考察し、“風の現象学”という方向で思想をまとめている。フッサールと、ハイデッガーやシュミッツとの架橋の ...
本書は、フッサールによって創設された20世紀の「新しい現象学」が、20世紀の新しい哲学的な精神運動としてさらに来るべき21世紀においてどのように進展展開していくべきかを ...
霜山徳爾. にそこを狭いと感じ始め、遂には地上を血に染める。今や生は避け難い障碍( heurt )に満ちている。大地も人間もそれを嘆いている」のである。彼の「生きられた空間」のこの変様についての考察は「戦争とナチズムのもたらした心理学的、精神病理学 ...
数々の誤解にさらされたフッサール現象学の全体像を根本から回復する。緻密な文献研究と旺盛な哲学精神の稀にみる合体。
生活で起こることがらから思索を始め、 日常語を使ってわかりやすく暮らしの通念を問い直す。『職場の現象学』等をより掘り下げる。
... 現象学に比べて、より荒唐無稽な企てだとは断定できないことになる。事実、オーストラリア大陸の先住民、アボリジナルたちの ... イメージ:アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間』京都:人文書院、2005 年。Alain Rey, Révolution ...