... 風雅論の定位という横の関係に展開されたらしいということだったのである。刊本「笈の小文』冒頭文「幻住庵記」初期稿二六〇笈の小文』冒頭文〔風雅論〕の執筆時期は、現在のところ資料的に確定できないことに属するわけであって、第二稿以降とする以外に ...
... 風雅論」との二つに分かれるという横の関係をとり、殊に第二稿を基盤として、想を新たに全面的に展開されたものが、刊本「笈の小文」冒頭文「風雅論」だったのである。そしてそれは、芭蕉俳諧の根幹をなす風雅論として定位されたのであった。シテ ニスの ...
... 定位のための基礎作業として詳細な論である。今後の課題として、表現のレベルからの跡付けが望まれる。遠藤宏氏「高橋虫麻呂 ... 風雅の美意識の中で「明」の方向で捉える流れと、その声を「暗」の方向で哀切に捉える流れとがあることを指摘し、虫麻呂歌以前は ...
... 論————塵労生活と「予」の形象をめぐって――――瓜生清白石良夫「本居問答』の成立について<健康な肉体の発見――坂口安吾「女体 ... 風雅論の定位――刊本『笈の小文』冒頭文と―――小説の裨益について――石田忠彦『小説神髄』論『英和俗語辞典』の補訂 ...
... 論序説―」(「国語と国文学」のち『日本文学研究資料叢書芭蕉 II 』(有精堂)に所収)。( 5 )注 3 と同。「風雅論の定位( 4 )広田二郎氏著「芭蕉の芸術その展開と背景』(有精堂)三九六頁参照。( 6 )上野洋三氏稿「『笈の小文』幻想稿」(『俳諧攷』。( 7 ) ...
... 論大要育要院叢学「須磨紀行」をめぐっ『笈の小文』と『おくのほそ道』との関連 ... 風雅論の定位一刊本「笈の小文」冒頭文と「幻庵記」『猶みたし』の新出懐紙 ... 位置「おくのほそ道」寸見(九)『おくのほそ道』の構想臆断|高館|芭蕉俳諧一掬 ...
... 風雅論の定位刊本『笈の小文」冒頭文と「幻庵記」・」(「語文研究」五二・五三、のち「貞享期芭蕉論考」に所収)。広田二郎著 ... 論序説一.
... 風雅論の定位―刊本『笈の小文』冒頭文と「幻住庵記」―」。井上敏幸「刊本『笈の小文』の諸問題―『須磨紀行』をめぐって・続―」・西村真砂子「嵯峨日記考口―その位置について―」・富山奏「『おくのほそ道』の位置」・富山奏「「八九間雨柳」の歌仙の連衆 ...