伊豆川飼料の魚粕

魚粕とは

魚粕は、肥料登録上「魚粉類」に分類される動物性有機質肥料の代表格です。当社魚粕は「魚粉類」の中の「魚かす粉末」で登録しています。公定規格によると「魚かす粉末」は、窒素4%以上、りん酸3%以上、窒素とりん酸の合計が12%以上であると定められています。

製造工程

魚粕の製造工程は、まず生の魚を20~30分煮沸・圧搾して脂肪分を絞ります。そしてそれを乾燥させ、粉砕したものが「魚粕」となります。この際に脂肪分が残っていると、土壌で分解されにくくなるため、当社ではしっかりと管理された国内工場で加工されたものを使用しています。

魚粕の効果

魚粕は有機肥料の中では即効性があるとされ、元肥でも追肥でも使える資材です。また、旨味成分の素である「アミノ酸」を含んでいるので、果実や葉物野菜の甘み・旨み出しに幅広く使うことができます。単肥としても配合肥料の原料としてもお使い頂けます。

魚粕 茶トマト
粉砕された魚粕です。単肥でも配合肥料の原料どちらでも使えます。
魚粕を与えたお茶は、このように柔らかく、肉厚の芽が出て品質と収量向上の効果が期待できます。
魚粕にはトマトの味を良くするアミノ酸(グルタミン酸・アスパラギン酸)が多く含まれています。

伊豆川飼料の魚粕の特徴

当社では、水産業が盛んである地元静岡の地域性を活かして、様々な種類の高品質な魚を魚粕の原料として仕入れています。
<原料の一例>

マグロ魚粕

マグロ(清水)

カツオ魚粕

カツオ(焼津)

サバ魚粕

サバ(沼津)

イワシ魚粕

イワシ(由比)

魚骨

マグロ骨(清水)


これらの魚は、形状や成分、においなどが異なるため、バランス良く配合し成分を調整して製品化しています。当社の魚粕は、魚が新鮮な状態で魚粕に加工しているため、「魚のふりかけ」のような良いにおいがするとご評価頂いています。(悪い魚を使った魚粕は、酸っぱいにおいがします。)

伊豆川飼料の魚粕製品

当社の魚粕製品は、「7-6魚粕」「10-6魚粕」をレギュラー製品として取り扱っています。
・「7-6魚粕」は、「かつお」「まぐろ」の身と骨を中心にバランス良く配合した定番魚粕製品です。
・「10-6魚粕」は、飼料用にも使われる「かつお」「まぐろ」の高品質・高たん白の魚粕原料を使用しています。魚粕肥料の中では珍しく窒素全量が「10」保証されているワンランク上の魚粕製品です。

製品名 登録番号 窒素全量(%) りん酸全量(%) 加里全量(%)
7-6魚粕 静岡県登録
第3262号
7.0 6.0 0.0
10-6魚粕 静岡県登録
第3120号
10.0 6.0 0.0

魚粕は単肥の製品だけではなく、その他の原料と配合した指定配合肥料の原料としてもご利用になることができます。