元麻布ヒルズフォレストタワー

元麻布ヒルズフォレストタワー
●所在地
東京都港区元麻布
●竣工時期
2002年5月
●規模
延床面積/36,950.36m²
地下3階/地上29階
高さ/102.95m
●構造
鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造
●PC仕上げ・仕様
低汚染型フッ素樹脂塗装
●設計
株式会社 竹中工務店
内井昭蔵建築設計事務所

文化・国際性豊かな高級住宅地である東京・元麻布の地に位置する元麻布ヒルズは、免震高層のフォレストタワー(地上29階/180戸)低層のフォレストテラスイースト(地上6階/23戸)フォレストテラス(地上5階/19戸)の3棟を1体とした高級集合住宅である。「森の都市」(都市の中に森があるのではなく、都市そのものが森でなければならない)というコンセプトのもと、「四季の丘」をイメージした緑豊かなオープンスペース(港区との協定公園(1500平方メートルを含む)はもとより、屋上、各住戸のバルコニーを積極的に緑化し、敷地の約半分が緑で覆われる"都市居住のモデルプロジェクト"で、その象徴となるフォレストタワーは、内井昭蔵建築設計事務所のデザイン監修により、ボトムスリムと呼ばれる樹木を模したシンボリックな形態をしている。 一方、外壁ディテールに目をむけると、柱型に木が伸び上がる様を表現した縦リブ、その間に設けられた細かな横リブが設けられ、窓台、バルコニーとあいまってスケール間を感じさせる陰影を生み、自然なテクスチャーが感じられる表情を生み出している。

外装は、パネルPCとPCFバルコニーで構成し、メンテナンスの観点から、低汚染型フッ素塗装仕上げ、オープンジョイントを採用した。安全性、品質の確保、現場の作業の低減を図るためPC工場にてアルミサッシュの打ち込み、塗装、ガスケットの一体製作を行った。

株式会社 竹中工務店
押見 英和

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