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【BL小説】オールトの雲・ムーンライトマイル 一穂ミチ - つれづれ腐OL日記

【BL小説】オールトの雲・ムーンライトマイル 一穂ミチ

オールトの雲 (ディアプラス文庫)オールトの雲 (ディアプラス文庫)
(2009/03/10)
一穂 ミチ

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ムーンライトマイル (ディアプラス文庫)ムーンライトマイル (ディアプラス文庫)
(2012/09/08)
一穂 ミチ

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こんばんは、管理人のじゃい子です。
昨日の勢いのままに一穂ミチさんの既刊本の感想です~。
次はこっち路線もヨロ!という念を送ってみようかと・・・(←届かねえよ!
久しぶりに高校生とかも読みたいよ!

■オールトの雲
見事に悪い人間が全く出てきません。
二人がもう可愛くて、愛らしくてたまらない。→宗旨替えかじゃい子
高校生ものなのに学校ではなく家庭が舞台になっているのもいいですね。

高校生の流星と太陽は隣に住む幼馴染み。
5歳の時に両親が離婚し、流星は母親と二人で日本に帰国し太陽の家の隣に。
母親は人形のように美しい人。父親はアメリカ人なので流星はハーフ。
その容貌に対する周囲の奇異の目や風評から、幼い頃は太陽が流星を守ってきた。
そして高校生の流星はそんな周囲には動じない、少し取っ付きにくいイケメンに成長していた。

太陽は本当に普通の男の子。スポーツが得意で素直で可愛い。
最初、流星を守ってきた太陽が攻め君なのかと思って読んでたら逆でした。
ツンデレ攻めとワンコ受け???(←やっぱり逆感が)
そんな描写はないけど、この二人は将来リバでもいいんじゃない?
まあ内面は攻め・受け逆っていうのも萌えるからそのままでもいいけど。

二人の関係は流星の母親が亡くなったことで変わります。
母親ががんであることを誰にも話さずたった一人で看取った流星。
末期症状の描写があるんですが、私の祖父がそうだったので思い出してしまってそれだけで号泣。
それにしても高校生が一人でとか。ありえない。
まあ、流星の母親がお金持ちのお嬢様でそれなりに良い環境で(ホスピスにもちゃんと入って)治療を受けられたみたいでそれだけが救い。
太陽は最後まで隠されてたこと知って思わず流星に怒りをぶつけます。
しかしようやく気が抜けて泣き崩れる流星に想いを告白し、絶対に一人にしないと言います。
もう、この辺は何度読んでも号泣なのです。

そこへハワイで新しい妻子と暮らす父親が流星を迎えにきます。
今更現れて!という気もしましたが、この父親も憎めない良い人で。
ここで太陽が流星にも家族は必要だと自分と一緒にいることを犠牲にしても流星に良い選択をしようとするところがいい子!だと思いました。
普通の家庭で育った太陽だからこと家族のありがたみが分かるんでしょうね。
二人は遠恋になるんですが、後半は太陽がハワイの流星の家を夏休みに訪れた時のお話です。
うん、かわいいけど性格は男前な受けの子好きだから太陽くんは好みでした。

流星は日本の大学に進むつもりみたいですが、はっきりした将来まで描かれていないのが少々不完全燃焼だったのですが・・・




■ムーンライトマイル
「オールトの雲」のスピンオフであり続編的作品です。
引き続き挿絵が木下けい子さんなのが嬉しい。
太陽の弟・大地と流星の高校時代の先輩・昴のお話。
まさかあの騒がしくうろちょろして母親に追い払われてた大地くんが!
しかも成長してイケメンのチャラ男(昴曰く、ヤリチン)になってるし!
昴は流星が日本の高校で入っていた天文部の先輩です。
すごく優秀なんですが、地元の科学館職員に収まっています。

昴が解説中のプラネタリウムで彼女と別れ話をして迷惑をかけた大地。
最初の印象は最悪だったけど、大地が子供好きで意外と仕事は真面目なところに気付いた昴が科学館でのバイトを勧めます。
次第に昴に惹かれる大地だけど、昴にはずっと想い続ける相手がいて。
しかし昴とその想い人の幼馴染みは強い絆はあれど恋人には発展せず。
で、お試しで良いからと昴と大地は恋人未満の曖昧な関係になります。

恋愛経験の全く無い昴とチャラ男の大地という組み合わせが面白いです。
そしてフリーターの大地が昴に影響されて少しづつ大人になろうとしている姿が。
健気なワンコ攻めで可愛いのにベッドでは逆転・・・理想ww
そしてもちろん流星と太陽も登場します。
流星はやはり日本の大学に進んだ様です。安定の仲良しカプ。
大地は二人が付き合ってることをなんとなく気付いていて応援しています。
大地が感づいているんだから親も気付いていると思うけどwww



この間の休日は一穂ミチ作品一気読みで5冊くらい読んだよ・・・。
その中で一番印象に残ったのがこのシリーズでした。
他にも好きな作品ありますけどね。
さあて、そろそろ新刊発売してくれないと酸素(BL)不足で窒息しちゃうよ~!!



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2014年01月21日22:54
カテゴリ:一穂ミチ

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