著者について
[著者]
イタマール・サイモンソン(Itamar Simonson)
スタンフォード大学ビジネススクールのセバスチャン・S・クレスゲ・マーケティング教授。消費者の意思決定に関する世界的な権威と評されていて、これまでに、消費者の選択、買い手の意思決定を動かす要因、マスカスタマイゼーションの限界など、マーケティングの中心的な概念について、新たな知見をもたらしてきた。その研究は数々の賞を受賞しているだけでなく、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなど、世界じゅうのメディアで取り上げられている。
スタンフォード大学では、マーケティング・マネジメント、批評的・分析的思考、企業向けマーケティング、テクノロジー・マーケティング分野のMBA課程や、消費者行動、消費者調査手法、意思決定分野の博士課程で教鞭をとってきた。また、マーケティングや意思決定分野の有名学術誌の9つの編集委員会にも名を連ねている。
エマニュエル・ローゼン(Emanuel Rosen)
ベストセラーとなった『クチコミはこうしてつくられる』(日本経済新聞出版社)の著者。同書で「口コミ・マーケティング」の時代の到来を予見し、後に実現したことで注目を集めた。
かつてナイルズ・ソフトウェア社のマーケティング担当副社長として、同社の主力商品「EndNote」をリリース。精力的に講演もこなし、グーグル、インテル、ナイキ等の企業をはじめ、世界じゅうのフォーラムで観衆を惹きつけてきた。コピーライターとしての顔も持ち、「カンヌ国際広告祭(現カンヌライオンズ)」で2度の受賞歴を持つ。
他の著書に、The Anatomy of Buzz Revisited(未邦訳)がある。
[訳者]
千葉敏生(ちば・としお)
翻訳家。1979年神奈川県生まれ。早稲田大学理工学部数理科学科卒業。訳書に、ジョン・コルコ『ひらめきをデザインする』、ティム・ブラウン『デザイン思考が世界を変える』、チップ・ハース&ダン・ハース『スイッチ! 』、『決定力! 』(以上、早川書房)、トム・ケリー&デイヴィッド・ケリー『クリエイティブ・マインドセット』(日経BP社)、ドナルド・トンプソン『普通の人たちを予言者に変える「予測市場」という新戦略』(ダイヤモンド社)などがある。