【汚部屋脱出】その６：汚部屋晒し（3階あるじ殿のアジト）

　ベッドがぁ!なぜ斜めのままで気にしないのか!(笑)こんなにモノが多かったら掃除機もかけられないし。娘が3ヶ月の時から1年間駐在していたドイツ時代の部屋の荷物と、転職した事により持ち帰られた前職の会社の机にたまり込んでいた物品など、とにかく地獄部屋ですね。

　ここで好きなアニメやらドラマやらをお酒飲みながら好きなだけ見て、寝て、休日には昼過ぎに起きるか、朝に息子サッカー送迎で起きても帰ったら昼寝して、１日の半分を寝て過ごすのがこの頃のあるじ殿の日常。そんなわけで休日の余暇は基本的に母子で公園とかに出掛けるのが普通でした。でも、仕事忙しいしストレスもあるだろうし、なんと言っても稼ぎはまぁ悪くはないので我慢出来ました(笑)夕飯を作るのは割とやってくれていたしね☆

　この2020年に片付けの1番スイッチが入りつつあったのだと思います。1番手のつけようが無かったこの部屋のモノが袋に詰められているし!2020年秋と言えばコロナで在宅勤務が当たり前になっていて、土日に遠出も出来ず、おウチ時間が増えてきていたのもあったのだと思います。

　そもそも、結婚前にあるじ殿の大学の友達が、「たまり場になっていたあるじ殿の家はゴミが層になっていた」という情報をもたらしてくれていて、それを飲み込んで結婚を決めたんですよね〜(笑)私、中学に上がる時に、親の荷物がありつつ二段ベッドや学習机もある6畳の子ども部屋を自分で片付けた経験があるんです。だからなんとかなるかな、って。

　中1に上がる時、思い立って部屋を分割して間にカーテンを引き、モノ多めの姉と自分の場所を分ける事で自分の片付け範囲を減らしたんです。3畳もない自分の敷地に残したモノは机とベッド代わりの高さ180cmの棚2つ。棚を上向きに倒して父の会社の倉庫から工事で使うコンパネ(1800×900の規格の板。片面だけ防水加工がしてあったもの)を勝手に持ち出してきて棚の上に設置することで収納つきベッドにしていました。持ち物はそのベッド下の棚と机だけ。片付け出来ない親の元で暮らしていても、誰に教えられるでもなく子どもの頃からやれば出来るもんなんですね。やれば(笑)

　あるじ殿のアジトは子どもが小さくて手が回らなかったから無視して無かったことにしていましたが、娘が小学生になるのをきっかけに片付けに手を出す気持ちが湧いたのだと思います。周りのママ達もね、家が片付かない事を悩んでいる人が割といます。そういう話をされた時に相手の子どもがまだ園児だったら、今は仕方ない、大丈夫死なないと励まし、子どもが小学生になってたら、今が片付け時、って励ましてます。

　ゴミ屋敷のヌシだった母はね、「親が片付けを教えてくれず全部片付けちゃったから出来なくなった」って言い訳してるんですよね。でも、やるかやらないか、だけだと思うんですよ。やるにはモノを増やさない、執着しない、それでも増えてしまうから捨てる、管理出来ないなら持つべきではない。そうやって言い聞かせて生きています。何かが出来ないのを人や何かのせいにしてる間は何も成長しない。母は片付けに関しても、他にもいろんな事に関しても人のせいにし続けて成長しないまま認知症になって施設に入る事になってしまいました。きっともうそれ以上は成長できずに人生を終えるのでしょう。それでも、子どもを3人産んで、娘らに手を上げたりすることは無かったし、仕事もしたし頑張った。それで良いじゃない?そんな風に今は思っています。ちなみに私は姉Tシャツを着てるけど三姉妹の末っ子で育ちましたよ(笑)

人生は人それぞれ、自分に出来ることを自分の身の丈に合わせて生き抜けばいいだけですね☆

　

次回から改善編へ···