みなさんこんばん\(・o・)/ワア!

いかがおすごしでしょうか?
長い正月休みが終わって今日から「お仕事」って方も多そうですね

はい、アマニは4日から通常営業してましたけど(^^)

で今回もネタなどは無いのですが
前回お約束した

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ロッテンマイヤー女史について(^^)

ご存じの方はご存じ、ご存じでない方もお名前ぐらいは・・
という位超有名人?ロッテンマイヤー女史
「アルプスの少女ハイジ」というアニメで中盤以降の重要キャラです

もちろん「ガンダム」みたいに「そこっ」ズキューンとやったり
「ヤマト」みたいに「人類は愛よ」(誰だ?)みたいなキャラじゃありません

かいつまんで話すとデーテおばさんという極悪非道(実はそうでもない)の
策略により自然豊かなデリフリ村から拉致監禁されたかわいそうなハイジが
フランクフルトに送られた「ゼーゼマン家」というたいそうお大尽のお屋敷に
執事として君臨していたのがかのロッテンマイヤー女史という話です

デーテおばさんロッテンマイヤーさんに何を言ったのか
さもハイジはクララお嬢様と年頃も近く聡明で一緒に勉学出来る
すばらしい子という話にまんまと騙されその話に乗ってしまったから
さあ大変。

つれてこられたハイジを一目見て「んまぁー」と落胆するのです
まあ、後は作品みて下さい(^^)

ちゃんちゃん

っておい、おわりかよ

いえいえ、アマニは作品どうのよりもロッテンマイヤー女史そのものに
大変興味がわいたのであえて記事にしてみた次第です。

まず

彼女ですが

「子供目線と大人目線」では180度違う人物だと言うことでしょう

子供の立場かからだと

・うるさくて年増おばさん
・四角四面すぎてまったく面白くない人
・礼儀作法や勉強に一切の妥協がないのでとても苦痛
・高圧的で何に対しても口を出してくる嫌な人

といったところでしょうか

ところが本当に彼女は「嫌な人」なんでしょうか?

アマニ、ハイジにハマった理由は物語全体の面白さも有りますが
ロッテンマイヤー女史というかけがえのないキャラの存在があったからです。

子供の頃嫌で嫌でしょうが無かった勉強とかでも今思えば
読み書きや最低限の計算などなど大人になって本当に役立った部分多いですね
子供が嫌がるからとなんにもしなければ社会人になってろくなことになりません

子供が夢みるだけ遊び回るだけの作品だったらこんなに世界的な名作になど
なるわけ有りませんし、アマニも感動なんてしませんでした。

そして

大人目線で改めてロッテンマイヤー女史をみると

・口やかましいが物事に誠実な人
・決して逃げない人(動物は別)(^^)
・つねに正論
・クララお嬢様の事だけを考えて滅私奉公
・私利私欲が一切無い高潔な人
・良ーく見ると結構美人だしスタイルもいい、30代位だろうか

こんな人がいたらゼーゼマンさんならずとも「一家の全てを任せられる」
実に貴重な存在である方だと分かりますよね。

それによく見ると(なんども見直しましたが)一度たりとも
ハイジに手を上げてません。
嫌なおばさん然としてますが実際は
上品で品行方正な方なんですよね。

※ 初日の夕食時に白パンをつかみ取ろうとしたハイジにパチンと
手を叩きますがこれは「叱咤」の範囲でしょう

逆に言えば上流階級に放り込まれた野生児ハイジの方が遙かに異質(^^)
それなのに、女史文句は言う物の結局受け入れてくれて衣食住の世話
礼儀作法、勉強にいたるまでクララに対してなに隔てなく対等に扱ってくれます

なによりも野生児ハイジ、「どこの馬の骨ともわからない」はずなのに
他の召使いに「アーデルハイドお嬢様と呼びなさい」と
ハイジに対して立場を明確に示してます。信じられますか?
普通なら召使いと同じ扱いで「奉公人」でしょう。こき使っていじめて・・・

たしかに人身御供、拉致誘拐されたハイジとてもかわいそうなんですが
一定の扱いの元、暮らし自体は考えられないほどの好待遇だったのです

感動したのがハイジが連れてこられた初日、夕食時に
礼儀作法など一切しらないハイジに懇切丁寧に説教し教えを施したのに
ハイジときたら「お経」然と眠りこけてしまいます(疲れてたのでしょう)
クララに「とっくに寝てますわよ」と知らされて唖然とする女史ですが
この後が優しいんですよ

「まぁー」と嘆くも召使いをよんで「寝室まで運びなさい」って(w_-; ウゥ・・
言葉はキツくても実際は瞬時に「ああ長旅で疲れたんでしょうね」と察し
叱咤するでもなく静かに寝かせてあげる。なかなか子供には理解出来ない
一シーンでしたが女史の優しさに触れた思いです。萌え(^^)

そのごの騒動の数々良ーく見るとみんなハイジの世間知らずから引き起こした
事件ばかり。女史は嘆き悲しみ「家がぶっ壊される」と思ったのも当然でしょう
なのに、クララがハイジを大好きになった故に追い返すでも意地悪するでもなく
家においておきます。

クララのおばあさまの帰宅も女史にとっては頭痛の種
たまに帰ってきただけで家の事情なんにも知らないくせに
自由奔放にクララとハイジを遊ばせ放題させる訳ですからね
ハウスキーパーとして本当に困ったもんですねぇ・・・

誰からも(召使いからまでも)嫌われて孤軍奮闘
がんばれロッテンマイヤーさ~ん!

フランクフルト編終盤、あまりにも強烈なホームシックになったハイジ
女史のクララ大事大事ゆえ、ハイジに対し叱責しすぎが原因、ついには
ハイジ精神破壊状態「夢遊病」を患ってしまったのですが・・

真相を知ったゼーゼマンさん「貴方のせいでハイジはこうなった」と
女史を怒鳴りつけます・・・うーん可愛そうなロッテンマイヤーさん
なにしろ味方皆無の四面楚歌なのにご主人様にまで怒鳴られたら
女史の立場は丸つぶれだったことでしょうねぇ(あくまで大人目線ですので)

つか本当に罪作りだったのはこのゼーゼマンさんじゃ無いだろうか
家をほったらかしにして全てを女史に押しつけて仕舞いには女史を叱る!
ゆるさんぞゼーゼマン!(あアマニの脳内叫びにすぎません)

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話変わって「もらい猫」の「ミー」ちゃん編でも実は女史の行動は正当でしょう
教会からもらってきた子猫、クララとハイジは密かに育てようと屋根裏部屋に
子猫をかくまいます・・

出かけたはずの女史が忘れ物を取りに帰ってきて秘密が発覚、即座に捨てられて
ああ、クララ&ハイジ可愛そう・・・いえいえ大人目線だと違いますね

大体が子猫を黙って飼い続けるなんて絶対に不可能だし屋根裏部屋に
押し込められた子猫がそれで幸せだとは思えません。

どこの家でも同じ様な事ありますよね、ただカワイイだけで動物もらってきても
結局子供は飽きてしまって最後は親が面倒をみるはめに・・・
このエピソードは可愛そうだけで動物を飼ったりしてはならないという
警鐘でしょう、飼う以上は最後まで面倒を見られないのならその権利は
ないということです。女史が悪者にされましたが実は至って正論なんです。

どこのレビューみてもこの件については触れた記事がなかったので
あえてアマニは言わせてもらいました。

ながくなってしまったのでそろそろこの記事〆たいと思いますが
クララ&ハイジ成長して大人になった後一番感謝するのは
ロッテンマイヤー女史に違いないと思います。

足が不自由で外に出ることもままならなかったクララを誠心誠意お世話をし
ハイジには勉強や行儀作法の場を無償で与え基本を教えてくれました。
もちろんハイジ自身があるきっかけで勉強に励むように
なったとはいえ女史のお陰の部分大きいとおもいます。

そんなロッテンマイヤーさん見れば見るほど好きになっていくアマニでした。

ああ、ハイジ・アルム帰宅編以降も女史の活躍ぶり語りたかったのですが
ここらへんにしておきます<(_ _)>

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考えてみるとこの「アーデルハイド」語感がいいですよね
語尾を「ド」!と叫べるのが女史にとっては良い響き(^^)
叱りつけやすくていい感じだったんでしょうね。

おしまい。