地元客で賑わう人吉の庶民派居酒屋
JR肥薩線人吉駅から徒歩約11分、鍛冶屋町の路地に居酒屋(やきとり 一心)がある。
まずは球磨焼酎だ。
米どころでもある人吉球磨地方では、室町時代から米焼酎造りが行われてきた。
当時は貴重だった米を主原料とした醸造が、相良氏に認められて庶民にも愛飲され、500年以上の歴史を育んでいる。
人吉球磨地域内に27の蔵元が点在し、伝統の製法と多彩な味を守り続けているのだ。
この店に初めて訪れたなら、まずは名物の「豚足」からだろう。
熊本県では豚足を揚げたり焼いたりして食す。
焼き台に立つ主人が日々鍛練を重ねてきた職人の業で焼き鳥を焼き上げている。
炭火を使って焼き上げられる豚足はガーリックパウダーがかかっていた。
そのままガブリと食らいつくと、豚足の食感や風味が生きており、ほんのり焦げを纏わせた絶妙な焼き加減。
ニンニクの風味に、ついつい酒が進んでしまう。
〆には甘味噌を塗った「焼おにぎり」も待ち受けている。
トマトスライス350円
砂ずりPマン炒め550円
アサリバター600円
とりニンニク炒め650円
ハイボール550円
米焼酎 ロック450円
「営業時間18:00~23:00/不定休」