団塊の世代のスターたち 吉永小百合 | 武蔵野舟木組 2024

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               さすらい

 

吉永小百合と言う女優さんは、大女優と呼ばれるにふさわしい女優さんなのに、さすらいの中では大女優と言う意識がない。何故なんだろう考えると、中学生の頃から、小百合ちゃんと呼び、未だに失礼ながら小百合ちゃんだからなのであろう。10代から現在のお歳まで、出演した映画は110作品を越え、その殆どが主演映画だ。出演ペースは若い頃から比べれば落ちてはいるが、常に話題作に出演している。

 

庶民派の女優さんである小百合ちゃんは、どんな女優さんよりも別格に思っていた。それは大好きだからでもあり、サユリストという名称が付く前からのファンであり、生粋のサユリストだと思っているからだ。

日活時代に出演した映画は10年間で70本あり、主演作品を始めとしてほとんどの作品を見ている。初出演映画は、松竹の「朝を呼ぶ口笛」まだ中学生の小百合ちゃんの存在感は大きかった。

 

テレビでは勿論「まぼろし探偵」や「赤胴鈴之助」も見ていたが、ラジオドラマ「赤胴鈴之助」は小百合ちゃんの存在も知らずに聞いていたものだった。東芝日曜劇場で好きな作品がある。以前にも書いた事があるが杉村春子さんと共演した「二代目」や「不断草」「亜希子」「あだこ」「張り込み」など忘れられないし、NHKの「夢千代日記」なども素晴らしいドラマだった。

 

駅でJR東日本のポスターを見ると思わず近づいてしまう。「大人の休日倶楽部」のポスターだ。それを見るたびに旅に出たいと思う。いつまでも若々しく活躍する小百合ちゃんが好きだ。古希を過ぎても「ちゃん付け」でしか呼べない女優さんなのだ。