ウェネトさまの館

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「ブレイク前夜 in 代官山ヒルサイドテラス」(ヒルサイドフォーラム)

2020年09月05日 20時13分07秒 | 展覧会・美術関連

代官山ヒルサイドフォーラム「ブレイク前夜 in 代官山ヒルサイドテラス 時代を突っ走れ!」を観たのでございます。
http://hillsideterrace.com/events/10177/
(写真撮影は許可を得ておりまする)


 

小山登美夫氏セレクトによる若手作家38名の作品が、5つのフロアに展示。
好きな作家も初めて観る作家もおり、楽しみだったのじゃ。

出品作家は50音順で、青沼優介、足立篤史、井口エリー、伊藤彩、猪瀬直哉、井原信次、大村雪乃、小左誠一郎、小野耕石、神楽岡久美、椛田ちひろ、上路市剛、川田龍、川人綾、木原千春、サガキケイタ、坂倉正紘、坂田あづみ、阪本トクロウ、佐野藍、鮫島大輔、杉本克哉、スクリプカリウ落合安奈、田崎太郎、多田恋一朗、永島信也、奈良祐希、林茂樹、林千歩、宝居智子、星山耕太郎、桝本佳子、松元悠、満田晴穂、宮崎勇次郎、村田勇気、森洋史、吉田泰一郎。

フロアごとに、お気に入りや気になった作品の一部を、作家名50音順で。

まずは1階の通路めいた空間からまいるぞよ。


 

・永島信也《星と龍の娘》黄楊、岩絵具、ガラス 2019年 270×85×65㎜ 
逆光で見づらい写真じゃが、木彫なのじゃ。


 

その先の広い空間。


 

・上路市剛《Goliathe》シリコン・FRP・レジン・馬毛・他 2019 H55×W35×D40㎝
ひょえ~!ゴリアテの大きな生首、インパクトありありじゃ~。


 

・小野耕石《Inducer.06》油性インク 頭骨(牛) 樹脂 2017 52×45×35㎝
本物の牛の頭蓋骨が使われておる。


 

・サガキケイタ《Atom Heart Mary Ⅲ[原子聖母Ⅲ]》ペン クラシコファブリアーノ紙 パネル 2020 h440×w330㎜
サガキ作品はいつも、ごく近くから観て仰天するのじゃ。


 

・田崎太郎《ヒノタマペンギン偵察飛行隊501》陶 2019 290×390×280㎜
田崎作品はこの他にも、会場のあちこちに展示されておりました。


 

お次は、ちょこっと階段を上った空間。


 

・木原千春
好きな作家で、5分間で描くドローイングは何点かお迎えしておるのじゃ。
(ちなみに5分間ドローイングお迎え話はこちら↓)
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/46136b4fa8dd99134c63bf7d11374d16

油彩を観るのは久々でございます。勢いと迫力ありあり。
《Owl》キャンバス 油彩 2020 1167×910㎜


 

《金子みすゞ》キャンバス 油彩 2018 652×530㎜


 

・佐野藍
大理石の幻獣赤ちゃん3点、大きな目とフサフサの睫毛のお顔も、ちっちゃい爪のついた太くて短い手も尻尾も、彫られた大理石の皮膚の質感も、それぞれ違うポーズも、めちゃめちゃ可愛くてキュンキュンしたぞよ。
こちらは眠っている子じゃ。
《ANIMA001》大理石 2020 H13.0×23.0×13.0㎝


 

《ANIMA》ミクストメディア 2020
この幻獣が卵から生まれて動き回るアニメーション、映像もピアノ音楽もツボで、これを観たら大理石の幻獣がますます可愛く感じられるのじゃった。


 

このYouTube動画を見つけたゆえ貼っておきまする。

アニメーション作品 ANIMA  〔Ai Sano Web Exibition〕

 

・満田晴穂《自在背赤二股鍬形》銅 真鍮 青銅 2019 L100×W70×H30㎜
この作家の自在置物も好きなのじゃ。本物が紛れ込んだとしか思えぬ。


 

更に上へまいるぞよ。


 

・坂田あづみ《acceptⅡ》シルクに刺繍、布、洋箔 2020 150×120×120㎜
刺繍した布やレースやビーズなどを組み合わせた作品は、立体と額装の作品もあり。


 

・林茂樹《mini Q.P》磁器土 2020 160×145×125㎜
白い服のQ.Pが2体、黒い服のQ.Pが1体。


 

・林千歩
ドローイング17点ほどと、立体2点、映像もございました。
《Plant's planet series》紙、インク、パステル、クーピー 2020 21×29.5㎝


 

《Human body flower》ミクストメディア 2020 H45×W26×D20


 

・桝本佳子《花車/皿》陶 2019 430×150×520㎜
この作品の他、2羽の燕が飛び出しているお皿《燕/皿》もツボじゃった(撮影は失敗)


 

ここから1階ホールへ下りるのじゃ。


 

・足立篤史《The Right Stuff-Ham the Chimp-》NASA書類・イラストレーションボード・和紙・蝋 2020 880×480×200㎜
NASAの書類が使われておる。


 

・川田龍《"12"》キャンバス 油彩 2018 333×247㎝
たいそう大きな油彩、圧倒されまする。


 

・森洋史《“If There Was Impossible Campbell's Soup Cans・・・miniature edition”》アクリル絵具、ウレタン塗装、UVシルクスクリーン印刷、アクリル版、木製額縁 2020 W210×H148
色んなキャンベルスープ缶、ユーモラスじゃ。


 

・吉田泰一郎《夜霧の犬》銅 リン青銅 銀メッキ 七宝 2017 170×110×31㎜
彫金の蝶や草花がみっしりみっしり。口の中まで凄いのじゃ。


 

ほんの一部しか挙げませんでしたが、他にも様々な作品があり、観応えござりました。
会期は9月27日まで。ご興味ある方はぜひ。

観終わって糖分補給じゃ。
代官山駅のすぐ近くで見つけた、テンプラ モトヨシ いも、初潜入じゃ~。


 

塩そふと丸十をお願いいたしまする~。

ど~ん!


 

おお~、能登のお塩が効いたミルクソフトも、衣が薄くてねっとり甘いさつま芋天ぷらも、たいそう美味しいぞよ。
芋天にミルクソフトをつけて食べると美味しさ倍増。
え~い、10人前持ってまいれ~!

塩そふと丸十は、カップの他にコーンもございます。


 

店内には“映え”コーナーも。わたくしはインスタはやっておらぬがの。


 

近々また食べに行かねばの。