名張毒ぶどう酒事件

弁護団が再審請求の新証拠提出

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ぶどう酒瓶の王冠覆っていた封かん紙の鑑定結果

 三重県名張市で1961年に女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で、昨年10月に89歳で死亡した奥西勝元死刑囚の弁護団は18日、ぶどう酒瓶の王冠を覆っていた封かん紙から製造段階とは異なるのりの成分が検出されたとする鑑定結果を再審請求の新証拠として名古屋高裁に提出した。弁護団は「真犯人が一度開栓して毒物を混入した後、のりで貼り直した可能性がある」と主張している。

 鑑定書などによると、封かん紙の裏面9カ所を赤外線で測定した結果、製造時に塗られていたのりとは別に、当時一般家庭で洗濯などに使われていた合成樹脂製ののりの成分が5カ所から検出された。

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