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徳島県西部で採れたソバを使った郷土料理「祖谷そば」。同県三好市東祖谷でそば打ちを体験できる店があると耳にし、「奥祖谷めんめ塾 古式そば打ち体験工房」を訪れた。【岩本桜】
家庭に伝わる伝統の味 打ちたて舌鼓 山菜、シカ肉も
徳島自動車道・井川池田インターチェンジ(三好市井川町)から、山道を車で約1時間。店長の都築麗子さん(73)が笑顔で出迎えてくれた。祖谷の伝統的な家庭料理である祖谷そばを広めようと、約15年前に開いた。
そば打ち歴約45年という都築さんの指導で、記者も初体験した。初めはソバの実を石臼ですり潰す「粉ひき」。石臼に付いた持ち手を回し、反対の手でソバの実を石臼の穴に落とす。すると、実がすり潰される仕組みだ。
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