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当時の客から注文も
新型コロナウイルスの影響で飲食店が苦境に陥っている中、海南市船尾の海鮮料理店「地魚さとう」は、期間限定で弁当販売を始めた。約40年前、店主の佐東啓史(ひろふみ)さん(49)の祖父母が営んでいた弁当店のレシピを再現した。当時使っていたビニール袋も偶然発見し、懐かしの袋に弁当を入れて提供している。【木原真希】
1980年ごろ、洋食の料理人だった祖父が24時間営業の弁当店「かあちゃん」をオープン。周囲にコンビニエンスストアもなく、長距離トラックの運転手や漁師らが夜間にも訪れ、1日に約800個の注文が入ったこともあったという。
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