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保育士・幼稚園教諭から転身し、金沢市の河北潟干拓地の一角で加賀野菜「加賀れんこん」の栽培に携わって12年に入った。農業に取り組む女性グループの一人として、県内の農産物を使った商品開発も手がける。
夫の崇文さん(42)が代表を務める農事組合法人「蓮だより」(金沢市才田町)では3ヘクタールの土地で毎年約30トンを出荷。農薬を使わず、土づくりに力を入れる「微生物農法」を取り入れたレンコンは皮ごと食べることができるのが売りだ。おすすめは、「しゃきしゃきとした食感がたまらない天ぷら」だという。
1997年に津幡町に採用され、保育園や幼稚園で勤務した。その後、結婚した崇文さんはとび職、自動車解体業と移ったが、いつしか日曜日になると口数が減り、元気を失ったようにみえた。「農業がやりたい」と、突然脱サラ宣言されたのは2006年のことだった。
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